こんにちは、デザイナー・ブロガーの
ゆっきー(@elcielo_design)です。
今回は、クラウド会計・確定申告ソフトの
選び方についての記事になります。
この記事の目次
クラウド会計・確定申告ソフト
フリーランスになると、
事務作業も全て自分の仕事になります。
なので、経理・会計をいかに効率化するか
フリーランスにとって時間節約のためにも
最重要課題です。
そこでこの記事では、フリーランスの
クラウド会計・確定申告ソフトの
選び方について書いていこうと思います。
紹介するのは2大クラウド会計ソフトの
freee会計とMoney Forward クラウド会計。
このどちらを使っても問題ありません。
機能的には、どちらも必要十分かつ便利で
簡単に確定申告までできてしまいます。
だからこそ迷う人も多いので、それぞれの
特徴と選択するポイントを書いておきます。
機能には制限がありますが、どちらも
無料体験で十分に使い勝手は分かるので、
自分で操作してみることをおすすめします。
クラウド会計ソフトを導入すべき理由
家計というと、なんだかとても専門的で
面倒臭い気がすると思います。
ぼくも、はじめはそうでした。
でも、実際にやり始めてみると、
意外にそんなことはありません。
はじめに基本だけ頑張って理解しておけば、
事務処理自体はすぐに覚えことができます。
また、会計処理を自分でこなしておくことで、
税金のことや利益と経費のこと等、
「個人の時代に、自分の力で立って生きる」
ために必要な知識が身についてきます。
なので、フリーランスとして独立するなら、
経営の感覚を磨くという意味においても、
絶対に取り入れておくべきものです。
そこまでまずは、「freee会計」と
「Money Forward クラウド会計」に関係なく
クラウド会計ソフトの全体としての基本的
メリット (魅力) を下記に挙げてみました。
- WindowsでもMacでも使える。
-
銀行・クレジットカード・Webサービスと
連携できる。 - スマホで使えるアプリがある。
-
簡単に青色申告に対応できる。
- 手間を省いて入力できる。
-
時間コストを考えると安い。
① WindowsでもMacでも使える。
大きなメリットの1つは、パソコン環境に
依存しないということです。
インターネットさえ繋がっているならば、
WindowsでもMacでも使えます。
因みに、パソコンにインストールする
タイプの会計ソフトの場合は、
Macに対応していない場合が多いです。
フリーランスの中でもデザイナーの場合は、
Macを使っている人が圧倒的に多いですが、
そのような場合でも安心して利用できます。
② 銀行・クレジットカード
Webサービスと連携できる。
銀行口座やクレジットカードと連携すると、
簡単に入力ができるようになります。
データは勝手に取り込んでくれるので、
後は確認してボタンを押すだけで終了です。
いちいち、通帳や取引明細を見ながら、
打ち込む必要は全くもってありません。
また、同じようにAmazon等ネットショップや
アフィリエイト関係のサービス等と、
非常に多くのWebサービスと連携できます。
これは本当に大きな利点になることでしょう。
③ スマホで使えるアプリがある。
クラウド会計ソフトには、
スマホで使えるアプリがあります。
スマホで会計・経理に関する
確認や処理ができることは、1人で動き回る
「個人事業主」にとっては大きなメリッット。
1人で営業・マーケティング、事務処理、会計
全てをこなす訳なので、効率化の意味でも、
どこにいても使えることはとても大切です。
なお、クライド会計ソフトの機能に関しては、
「freee会計」と「Money Forward
クラウド会計」のそれぞれで特徴があるので、
後ほど書きます。
④ 簡単に青色申請に対応できる。
ここでは詳しく書きませんが、
「65万円が所得から免除できる」等の
メリットの多い青色申告に簡単に対応可能。
複式簿記が必要であること等が障害になり、
Excelを使い白色申告で済ます人が多いです。
ですが、クラウド会計ソフトを利用すると、
普通に売上と経費を入力しておくことで、
複式簿記は勝手にソフトがやってくれます。
最終的に、必要な決算書 (損益計算書や
貸借対照表等) も自動で作ってくれますし、
確定申告書類も必要事項入力だけでできます。
⑤ 手間を省いて入力できる。
しかも、とても賢いんです。
一度「本」は「新聞図書費」等と入力すれば、
次から自動で判断して入力をしてくれます。
後は確認してボタンを1回押すだけですね。
フリーランスは経費の項目や入力する内容も
限られている場合がとても多いと思うので、
始めの数ヶ月だけちゃんと入力しておくと、
後はポチポチするだけで終わってしまいます。
導入後の数ヶ月は、慣れないので大変ですが、
その後はあまり手間がかかりません。
⑥ 時間コストを考えると安い。
上記のように「手間が省ける」にも関わらず
フリーランスには十分なスタートプランは、
「月額¥900程度」で年間でも¥10,000程度。
1日24時間しかありません。全てを1人で
こなすフリーランス・個人事業主にとって
「時間コストを考えると安い」と思います。
freee会計とMoney Forward
クラウド会計の特徴比較
「クラウド会計ソフトの比較」
次に「freee会計」と
「Money Forward クラウド会計」の
サービスをそれぞれ比較します。
因みに、今まで書いてきた内容の通り、
会計ソフトとしての機能はどちらも十分。
では、どこを基準に選べば良いかというと
「使い方」になります。クラウド会計では
「何を重要視」するかで選択すれば良いです。
下記にフリーランスとしてぼくが気になり、
重点的に比較したものを記載しています。
「freee会計」と「Money Forward
クラウド会計」の2つのサービスを比較して
特に大きな違いは、「freee会計」は
視覚的・感覚的なソフトであり、
一方で「Money Forward クラウド会計」は
ロジカル・文書的なソフトという感じです。
freee会計 | Money Forward クラウド会計 |
|
料金 (スタートプラン) |
¥980/月 ¥11,760/年 |
¥900/月 ¥10,800/年 |
入力方法の特徴 | 視覚的で補足説明が豊富 | 知識がないと分かり難い |
スマホでの経理処理 | 可能・レシートから 取り込み可能 |
可能 |
スマホでの管理会計 (レポート確認) |
可能 | 可能 |
見積書・請求書連携 | サービス内で 作成・連携可能 |
可能 |
銀行やWebサービス 連携 |
可能 | 可能 (非常に多い) |
確定申告分かり易さ | 簡単・分かり易い | 簡単・少し迷う |
① freee会計
freee会計の主な3つの特徴は次の通り。
- 感覚的な処理ができる。
-
スマホで経理処理ができる。
- 見積書・請求書との連携が簡単
「feee会計」
感覚的な処理ができる。
freee会計は、とにかく感覚的に
経理処理と確定申告ができます。
例えば「本」は「新聞図書費」という処理も
補足説明が簡易な一般的なものになっていて、
考えたり調べたりしなくても入力が可能です。
下記の画像のように全部説明してくれるので、
なんとなく入力ができてしまいます。
これは会計ソフトのMoney Forwardクラウド
確定申告より優っている点ですね。
デメリットとしては感覚的にしてしまうので、
会計や経理の知識は身につき難いと感じます。
スマホで経理処理ができる。
freeeは、スマホアプリで経費等の入力から
確定申告の書類作成までできてしまいます。
また、スマホで写真を撮ることによって、
レシートから文字情報を抽出して入力可能。
経費を使ったその場で、入力できますね。
これらは、Money Forward クラウドでは、
行うことができません。
ただし、レシートとの取り込みに関しては、
「Money Forward クラウド経費」という
別のサービスを契約することで可能ですが、
別料金が残念ながら掛かってしまいます。
見積書・請求書との連携が簡単
freee会計は、標準で見積書・請求書等を
作成・管理する機能があり、会計ソフトと
連携して売上等も取り込むことができます。
ワンストップで作業できるのは、
大きな特徴でありメリットになります。
Money Forward クラウド確定申告の場合は、
「Money Forward クラウド請求書」という
別サービスの契約で可能ですが別料金が発生。
② Money Forward
クラウド会計の特徴
Money forward クラウド会計の
主な3つの特徴は次の通り。
- ロジカル・文書的な画面構成
-
スマホで資金繰りやレポートが確認可能
- 外部サービスとの連携が豊富
ロジカル・文書的な画面構成
ロジカル・文書的というと分かり難いですが、
一般的な会計用語を利用して、
一般的な会計ソフトに近いような使い方が
できると考えてもらえれば良いと思います。
ですので、用語等を多少知っていなければ、
どこに何を入力したら良いか分かり難いです。
逆に多少の知識がある方にとっては、
言い回しが回りくどくなく使いやすいはず。
また始めは大変ですが、必死に考えてする分
知識も身につきやすいものです。
そういう意味においては将来的に税理士等の
専門家にお願いしたり、相談したりする際は
有利に働くと思います。
スマホで資金繰りやレポートが
確認可能
freeeのスマホアプリは経理ソフトという
ようなイメージが強いのですが、
一方でMoney Forward クラウド会計の
スマホアプリは管理会計ツールのイメージ。
具体的には、銀行の残高や売上、経費、
資金繰りや控除後所得金額がグラフ等で
確認することができます。
どこでも「経営」を意識できることのが、
最大のメリットですね。
外部サービスとの連携が豊富
freee会計も多く外部サービスと
連携可能ですが、Money Forward
クラウド会計の方がより多くのサービスと
連携でき、連携が正確に感じます。
双方とも随時連携サービスは増加していて、
これはぼくの感覚なので一概に言えません。
ただし、これは何を利用するかによるので、
利用者それぞれの状況によりますね。
無料で試してみよう。
この記事では、フリーランスのクラウド
会計・確定申告ソフトの選び方について
まとめてみました。
どちらを使うかという判断基準は、
次のようになると思います。
- 難しいことは考えずとにかく
簡単に経理がしたいなら「freee会計」 -
多少の経理関係の知識がある又は、
経理関係の知識を身に付けたいなら
「Money Forward クラウド会計」
どちらも非常に優れたサービスなので、
どちらを選んでも結局は問題ありません。
自分の好みや上記の比較項目を参考に
決めたら良いと思います。
とりあえず、両方とも無料登録し試して
比較したら良いですね。
外部のサービスとの連携も試せれますし、
自分に必要なサービスと連携できるかを
利用して調べてみましょう。
きっと、経理・確定申告等の事務処理が
楽になり時間が増し幸せになるでしょう。
freee 確定申告関連の書籍もある。
なお、解説書も出版がされています。
一冊持っておくと、無理なく利用できて、
重宝すると思うので参考にしてみて下さい。
「アプリでかんたん確定申告」
下の記事では、クラウド会計ソフトを
請求書ソフトと連携したりすることで、
確定申告を効率化していくための今すぐ
するべきことを書いているので参考にどうぞ。
なお、デザイナーの独立・起業関連の記事は、
以下にまとめています。