こんにちは、デザイナー・ブロガーの
ゆっきー(@elcielo_design)です。
今回はイラストを上手くなるのに欠かせない
模写のコツや練習方法のことを書きました。
この記事の目次
イラストを模写すること
イラストを上手く描けるための1つとして
よく「模写」するのがいいと言われます。
ですが、ただ単に模写を沢山し
真似ればいいというものではありません。
そこで、画力が少しでも上がるような
模写のやり方を伝えられたらと思います。
模写をすることはイラストの上達だけでなく、
今まで気づかなかった細部に着目できたり
作家さんの作品の意図等を汲み取ったり
制作に対する集中力が上がることもあります。
「これから模写に挑戦したいな。」
「模写しても全然上達しなくて悩んでいる。」
「もっとイラストが上手くないたい。」
そういった人におすすめの記事です。
イラストの形を捉える。
模写で同じように描くためには、
3つのポイントを押さえる必要があります。
-
分割線を引き、比率・配置を把握
- シルエットを捉える。
-
イラストを線でなく面で認識する。
このつ3を抑えてることで
イラストの歪みをなくしてバランスが
しっかり取れたものが描けていけます。
それぞれ、ポイントを見ていきましょう。
① 分割線を引き、比率・配置を把握
模写をする際に、あなたはイラストの
どの部分、何から描いていますか。
大体の感覚で書いていくと、
比率や位置が少しずズレてきます。
その結果、部分で書いていた時は
上手く描けていたと思っていたのに、
描き終えたら不自然なイラストになって
しまったなんてことにもなりかねません。
そうならないためにも、
模写するイラストに分割線を引き
模写を始めていきましょう。
縦3・横3分割の線を基本に引いてみて
細かければ細かいイラストほど、
様子を見つつ分割線を増やしてみてください。
② シルエットを捉える。
全体の比率や位置が大体、定まってきたら
メインとするものや背景の形をじっくりみて
細部を描き込まず輪郭を先に描きましょう。
分割したマスごとに比較してみると
同じに描けているのかわかってきますね。
③ イラストを線でなく面で認識する。
模写するものを人物や背景などと思わず
「図形」と思って描いていってください。
模写するイラストを多くの単純な
図形の集合体だとしてみてみます。
どうしてもイラストとなると
線ばかり意識していませんか。
図形という面の意識が上がると
同じように描けるようになります。
特に個人的にはイラストを横にしたり
逆にしたりしながら書くことで、
図形認識が高くなり正確に描けます。
ポイントはこんな感じです。
次におすすめの模写の
練習方法を紹介していきますね。
模写の練習方法
4つ模写の練習方法を挙げてみました。
-
漫画のページを模写する。
- アニメーションのコマを模写する。
-
写真の模写をする。
- 不得意なものに絞って模写する。
どれもおすすめですが、
自分にあったものをやってみましょう。
① 漫画のページを模写する。
漫画の模写は、ポーズ・表情・状況を
しっかり意識して描くのが大切です。
漫画の良いところはコマ割りも
合わせて勉強になる点ですね。
また、作品のストーリーもイラストで
表現しているので、人物の感情の変化の際の
書き方、テクニックや演出を学んでいけます。
漫画や絵本等のストーリーあるイラストを
上手くなりたい人は特に必要な模写。
② アニメーションのコマを模写する。
キャラクター等が動いた場面の停止画を
模写することによって動きある生き生きした
イラストを描けるようになるでしょう。
上手いイラストレーターさんは、
キャラクター (人や動物) 等を描く時、
体を部分ごとに動かし描いているのではなく
全身を流れで描いているんです。
動くものは基本、筋肉と骨格が連動して
1つの動作ができ流ので流れ描かないと
機械のような不自然なイラストになります。
自然なバランスの取れたイラストにするのに
必要な模写の1つですね。
③ 写真の模写をする。
マンガやイラスト、アニメーション以外にも
写真を模写することも上達に繋がります。
誰かが描いたイラストはそのひとの個性や
デフォルメの影響を何かしら受けているので、
本物とは違う形や動きというものがあって
パースの狂ったイラストになる場合があります。
マンガやイラストの模写が悪いという訳でなく、
プロの人や上手い人が描いたイラストと
絵を練習している途中の人のイラストの
「わざとくずした」と「くずれた」は、
全く違うので注意しないといけません。
なので、イラストの画力を上げるのに
写真の模写も効果的になってきます。
写真の素材が欲しい人は次の記事の
無料サイトを利用してみて下さい。
④ 不得意なものに絞って模写する。
「最初から全部の模写が上手くいく。」
そうこうことがある訳はありません。
ダメだったら失敗した模写に
再度トライをしていってください。
ぼくもたまにあるのですが、
模写する時、好きな部分だけ沢山描いたり
時間をかけてしまったりしませんか。
でも、不得意な部分ほど練習すべきなので、
苦手なもの全部とは言わないですが
少しずつ意識して模写していくと良いです。
目が苦手なら様々な目のカットの
イラストを繰り返し描いていきましょう。
模写を通して上手くなるために
上手くイラストを見るコツは、
「しっかりとモノを見る・観察すること」
見方が変化すれば自ずと描き方も変化します。
模写というイラストのトレーニングを通し、
構図、タッチ、絵柄、センス等に磨きをかけ
上手く描けるようになりましょう。
有名や人気のイラストレーターや作家さんも
全て何も見ずに描いてるのではなくて
何かを見たり、参考にして描いています。
デッサン同様に模写も画力を上げるには
良いイラスト練習方法ですね。
また、イラストのスキルアップには、
次の記事も参考になるかと思います。