こんにちは、デザイナー・ブロガーの
ゆっきー(@elcielo_design)です。
今回は、無料であり優秀なデザインツール
Canvaについて1から紹介していきます。
この記事の目次
Canvaとは一体何?
Canva (キャンバ) とは、
オーストラリアのシドニー発である
便利な「デザインツーツ」のことです。
2017年5月に日本語版がリリースされて、
約7年が経ち今ではだいぶ有名になりました。
創業は2012年で今も急成長をしています。
世界190ヶ国にユーザー層を拡げていて、
アクティブユーザーは月間1億5,000人以上
(2023年10月時点) を突破しているという
それだけすごいデザインツールなんです。
機能はPhotoshopの方がやはり上ですが、
何より非デザイナーでもめちゃくちゃ
使いやすく簡単にデザインができるのが魅力。
Canva
Canvaどういった点がすごいのか。
「Illustrator」 「Photoshop」
デザイン系ツールといえば、
IllustratorとPhotoshopが有名ですが、
2つともライセン費が年間数万円かかり
ツールの操作等もある程度学ばないと、
誰でもすぐに使えるとは言えません。
また、パソコンのスペックが必要
そういった印象があると思います。
そのため、ちょっとしたアイコンを作成、
簡単なビラ、プレゼン資料のために
このツールを購入は躊躇してしまいます。
「Canva」
一方で、デザインツール Canvaであると
そこまで専門知識や技術等あまりがなくても、
使い始めたその日から気軽に使えるものです。
Canvaは、今どきのちょっとした
デザインをしたい人のためにあるツール。
具体的に見ていくと次のような特徴や
魅力、デザインをすることができます。
Canvaの主な特徴とは?
「Canva (無料版)」では、
以下の機能を使うことができます。
「Canva (無料版)」の主な特徴
-
使いやすいドラッグ&ドロップエディター
- プロがデザインした100万以上のテンプレート
-
1,000種類以上のデザインタイプ
(SNSの投稿等) - 300万点以上のストック写真とグラフィック
-
AIが生成する文章とデザイン
- デザインの印刷と配送
-
5GBのクラウドストレージ
Canvaの魅力・凄い点とは?
「Canva (無料版)」では、
以下の魅力や凄い点があります。
「Canvaの魅力」
-
無料で使えてしまう。
- ブラウザでの利用
-
スマホのアプリがある。
- 誰でも簡単にデザインができ、
デザインの自由度がかなり高い。
① 無料で使えてしまう。
Canvaは、基本的に無料で使えるツール。
デザインテンプレートや写真素材等の
有料のものも一部はあるんですが、
次のように最近のアプリのような
ツール構成となっているのが特徴的。
-
無料でも十分に良いものができる。
- 拘りや凝ったデザインを作るなら課金
有料で使えるツールの機能については、
あとで説明しています。
② ブラウザでの利用
つまり、ブラウザでの利用というのは、
ソフトをPCにインストールするのでなく、
Webサイトにアクセスし使うというもの。
サイトにアクセスすれば、
直ぐにデザインの作業を開始できます。
更に良い点は、自分のパソコンでなくても、
Facebook・Googleアカウントでログインし
他のパソコンからも作業が可能なところ。
また、Canvaで作成したデザイン制作物を
印刷することだってできます。
(印刷の際はPDFをダウンロード)
③ スマホのアプリがある。
Canvaは、iPhone・Androidの
アプリまで存在しています。
スマホに慣れている人は簡単に
お洒落なデザインを作ることができますね。
(個人的にはパソコンの方が操作し易いです)
Canva-ポスター、招待状、ポストカードやロゴのデザイン
Canva無料posted withアプリーチ
④ 誰でも簡単にデザインができ、
デザインの自由度がかなり高い。
Canvaには、数多くのデザインできる
テンプレートが準備されています。
作りたいデザイン専用テンプレートを選択し、
画像 (写真) や文字を変更・レイアウトで
簡単に素敵なデザインを作れてしまうんです。
自由にアレンジが効くので、
文字・写真・イラストの位置を細かく変えたり
サイズの変更、別画像 (個人のファイルの画像)
に差し替えることだってできます。
-
テンプレートから好みのものを選ぶ。
-
文字や写真 (画像) を等の変更
つまり、この2ステップで簡単に
お洒落なデザインができてしまうわけです。
次に、Canvaでできることを
具体的に紹介していきますね。
Canvaで可能なこととは?
「Canvaで可能なこと」
-
ソーシャルメディアの投稿デザイン
- 文章デザイン
-
ブログと電子書籍デザイン
- マーケティング用素材デザイン
-
ソーシャルメディアとメールヘッダーデザイン
- イベントデザイン
-
広告デザイン
魅力・凄い点を挙げてきましたが、
「デザインでも何ができるのか。」
まとめてみたので読んで見てください。
① ソーシャルメディアの投稿デザイン
X (旧Twitter)・Instagram・Facebook・
Pinterest・Tumblr等のメディア画像を
デザインすることができます。
それぞれに合うサイズテンプレがあり、
パッと作成できてしまうでしょう。
特に流行りのInstagramの投稿画像の
デザインの編集にもってこいですね。
画像等にタイトルや日付、文章を入れて
お洒落なデザインにしてみましょう。
② 文書デザイン
A4サイズ文章、レター、プレゼンテーション、
雑誌、履歴書などのテンプレートがあるので、
ビジネス資料などのデザインにも利用できます。
③ ブログと電子書籍デザイン
ブログのアイキャッチ画像、電子書籍表紙
CDジャケット、インフォグラフィックまで
デザインができてしまいます。
「ブログと電子書籍」のデザインは
ブロガーさんやライターさん必見です。
難しいインフォグラフィックも
テンプレがあり簡単に作れてしまいそう。
個人的にこれは、やばいですね。
④ マーケティング用素材デザイン
ポスター、メニュー、フライヤー、ロゴ等、
グラフィックデザインの主力となるデザインも
テンプレートとして揃っています。
大体ここら辺は、デザイナーさんに頼むことが
多いであろうデザイン分野なので、
それを個人でデザインするとなるとかなり便利。
(デザイナーさんの仕事が減らないか心配 … 。)
補足としてテンプレのサイズはインチ表記多め。
名刺のサイズは2種類 (名刺は3号サイズ
Business Cardは欧米サイズ) となっています。
⑤ ソーシャルメディアと
メールヘッダーデザイン
SNS用のヘッダー画像も
デザインすることができます。
特にYouTubeやX (旧Twitter) を良く使う人は
YouTubeサムネール、Xヘッダー、
Facebookカバーの辺りは重宝されるのでは。
(因みに、Etsyはマーケットプレスですね。)
⑥ イベントデザイン
ポストカードや招待状、お知らせ等の
デザインも作ることができます。
ポストカードや招待状って結構
依頼することが多いと思いますが、
自分オリジナルのものを作るには
なかなか便利なテンプレかもしれませんね。
⑦ 広告デザイン
このFacebook広告等、
広告のデザインは少しマニアックですが、
こんなものもデザインできてしまいます。
Wide Skyscraperのバナーまで!
Canvaの有料でできること
ここまでは無料でできることを
基本的紹介してきましたが、
課金することによってそれ以上のことが
できることもあるので少し紹介しますね。
(無料の部分で十分魅力的なツールですが)
Canvaの課金内容は、2つあります。
-
有料テンプレートの購入
- 有料会員 (プラン) への変更
① 有料テンプレートの購入
テンプレートの一覧を見ていると、
テンプレートの右下に「無料」と
書いているものと、ないものがあります。
これが、無料テンプレと有料テンプの違い。
有料テンプレは$1ドル (約¥120) ~購入でき
デザイン1つに対しての値段になります。
注意として、有料テンプレは購入後
24時間以内にデザインを完成させないと、
再購入になるので気をつけて下さい。
② 有料会員 (プラン) へ変更
「Canvaプロ」というプランに入り、
有料会員なると¥1,180/月間で
Canva (無料版) の機能に加えて
様々な機能を使うことが可能です。
その他にも「Canvaチーム」
¥1,500/月間、1人あたりや
「Canvaエンタープライズ」があります。
Canva有料ライセンス詳細
個人向け「Canvaプロ」の主な特徴
「Canvaプロ」では
Canva (無料版) の機能に加えて、
以下の機能を使うことができます。
「Canvaプロ」の主な特徴
-
無制限のプレミアムテンプレート
- 1億枚以上の写真、動画、グラフィック、
オーディオ -
1,000個のブランドキットでブランドを管理
- デザインのサイズ変更と変換を素早く実現
-
ワンクリックで背景を削除
- 20以上のAIツールで創造性を向上
-
SNSコンテンツを計画及びスケジュール
- 1TBのクラウドストレージ
-
オンラインカスタマーサポート
これで、有料会員で月額¥1,180なら、
なかなか課金する価値はあると思います。
また、有料会員 (有料ライセン) について
30日間の無料体験もあるので、
それで有料にするなら判断し見るのもあり。
チーム向け「Canvaチーム」の主な特徴
「Canvaチーム」では
Canvaプロの機能に加えて、
以下の機能を使うことができます。
「Canvaチーム」の主な特徴
-
ブランドを拡大し、リソースを一元化
- 承認によりブランドの一貫性を確保
-
リアルタイムで編集、コメント、共同作業
- AIでブランドイメージを維持するコピーを生成
-
チームのレポート及び分析情報
- チームの成長に応じたお支払い
-
1TBのクラウドストレージ
- オンラインカスタマーサポート
-
AI管理者コントロール
- IOS 27001認証及び
SOC2TypeⅡコンプライアンス
組織向け「Canva
エンタープライズ」の主な特徴
「Canvaエンタープライズ」では
Canvaチームの機能に加えて、
以下の機能を使うことができます。
「Canvaエンタープライズ」の主な特徴
-
複数のチームとブランドを一元管理
- 個人またはグループのデザインの承認を設定
-
Canvaコンテンツ及びテンプレート
ライブラリーへのアクセスを管理 - 知的財産免責事項コンテンツの管理 ※
-
SSO
- SCIMを使用したライセンス
プロビジョニングを自動化 -
カスタムアプリ及び統合
- 優先的なカスタマーサポート
-
Enterprise Studioクリエイティブチームによる
デザインサポート ※ - 専属のカスタマーサクセスマネージャー ※
※ 100以上の契約アカウントを持つ
Canvaエンタープライズをご利用のお客様向け。
Canvaの疑問と回答
最後にCanvaのちょっとした疑問や
分かり難い内容について説明しておきます。
(「Q&A形式」でまとめています。)
「Q1. 商用利用できるの?」
-
A1. できます。
無料プランであっても大丈夫です。
「Q2. アプリとパソコンの同期は可能?」
-
A2. 可能です。
同一アカウントでログインすれば、
同じデータを触ることができます。
最後に
以上が、Canvaとは何なのか?できることは?
のまとめ記事でした。
無料でもかなり凄いデザインツールなので、
是非使ってみて下さいね。
また、Canva関連の本は
次の記事にまとめています。
その他のデザインツールを知りたい人は、
次の記事にまとめています。