こんにちは、デザイナー・ブロガーの
ゆっきー(@elcielo_design)です。
今回は、デザイナーを目指す人に
おすすめの学校を紹介する記事です。
この記事の目次
学校選びで失敗しない!
デザイン系で有名な学校
デザイナー(クリエイター)を目指す人にとって
大学や専門学校の選択は難しいものですよね。
高校生には少し早い話にはなりますが、
デザイン・クリエイティブな業界等は、
「将来どんな会社でどんな働き方をしたいか」
しっかり考えて学校選びをしていかないと
理想とした会社に入るのが難しくなります。
他の学問ならば、どんな企業で働くか
比較的広く選ぶことができると思います。
例えば、経営学部を卒業したとしても、
アパレルの流通部門なんかに就職できたり。
ですが、デザイナーやクリエイターは、
そうはなかなかいきません。
美大やデザイン系の学校卒業の社会人は、
「なんでもできるサラリーマン」ではなく、
「創作のスペシャリスト」になるからです。
そんなことを言われると、
不安を抱く人がいるかもしれませんが、
「デザイナー・クリエイターの道を選択して
上手くいかなかったら、将来就職できない。」
なんてことは、全くないので安心して下さい。
(就職希望者の成功率は他の学部と同程度です)
ただ、美大卒業生はイレギュラーで、
就職を希望しない人が多かったりするため、
就職率で見てしまうと実は低いんですがね。
少し前置きが長くなってしまいましたが、
それではおすすめの学校を紹介していきます。
デザイン系で有名な学校
(大学・専門学校)
数ある学校の中でもクリエイティブに強く
就職にも有利な有名な学校を紹介します。
- 多摩美術大学
-
東京藝術大学
- 桑沢デザイン研究所
-
文化服装学院
- 筑波大学芸術専門学群
多摩美術大学
多摩美術大学は、言わずと知れた
人気デザイナーさんたち出身校です。
(佐藤可士和氏、竹中直人氏などなど)
学校 | 多摩美術大学 |
学部 | グラフィックデザイン、情報デザイン、 プロダクトデザイン等 |
学費/年 | ¥1,889,000 〜 ¥1,920,000 |
特徴 | ・デザイナー界のエリート ・就職先は名のある大手が多くて、 全ての企業に就職しやすくなる。 ・グラフィックデザイン、Webデザイン、 ゲーム/映像デザイン、プロダクトデザイン等 そういった道に進む人が特に多い。 ・私立なので学費が非常に高いのがハード |
その他 | ・倍率が高く入るのが難しいので、 高校2年〜3年生の時点から、デッサンの 有名予備校の通う必要がある。 (御茶ノ水美術学院等が有名、年間50万弱) |
多摩美術大学
東京藝術大学
東京藝術大学は、通称「芸大」と言われて
日本で唯一の、一番格式の高い国立芸術大学。
学校 | 東京藝術大学 |
学部 | 芸術学部デザイン学科等 |
学費/年 | ¥642,960 |
特徴 | ・上野公園内に校舎がある。 ・古くから著名な芸術家を多く輩出。 ( 岡本太郎氏、福田繁雄氏、坂本龍一氏等) ・高い倍率(15倍程) と留年数から、 難易度は東大並みと言われる。 (5浪している人とか普通にいる。) ・国公立なので、学費はかなり安い。 |
その他 |
東京藝術大学
桑沢デザイン研究所
桑沢デザイン研究所は3年制専門学校ですが、
美大や芸大よりもハードルが低めでありつつ
かつ実績のある学校になります。
学校 | 桑沢デザイン研究所 |
学部 | ビジュアル、プロダクト、スペース、 ファッション等 |
学費/年 | ¥1,580,000、2年・3年次 ¥1,280,000 |
特徴 | ・数あるデザイン系専門学校の中でも トップクラスの信頼が置ける学校。 |
その他 | ・専門学校は総じて入試試験のハードルは 低い (書類選考のみ)のだが、 この専門学校はデッサン試験があるため、 デッザン予備校に通う必要がある。 |
桑沢デザイン研究所
文化服装学院
文化服装学院は、圧倒的な実績を誇る
ファッション界の代表校になります。
(ファッションについて学びたいなら、
まずここを選べば間違いありません。)
学校 | 文化服装学院 |
学部 | 芸術学群 |
学費/年 | ¥1,269,500 〜 ¥1,479,500 |
特徴 | ・著名な日本のファッションデザイナーの ほぼ100パーセントがこの学校出身。 ・高校卒業者だけでなく、他大学や社会人を 経験した後で入学する人が約22%、 留学生が約20%で様々な人が入学希望する。 ・この学校の図書館は有名で膨大な種類の テキスタイルが収蔵されている。 ・世界のファッションランキング2020年9位 (TOP10内のアジア地域は文化服装学院のみ) |
その他 | ・ファッションデザイナー志望なら、 この学校が最もおすすめ。 他にも、パタンナー、アクセサー、帽子、 アクセサリー等のデザインを学びたい人の 学科も用意されている。 |
文化服装学院
筑波大学 芸術専門学群
筑波大学はデザイン系の学校でないですが、
一部の学部でデザインを学ぶことが可能。
学校 | 筑波大学 |
学部 | 芸術専門学群 |
学費/年 | ¥535,800 (+ 入学金 ¥267,900) |
特徴 | ・ロッボット工学等で有名な大学だが、 意外にもデザイナーを多く輩出している。 ・特にプロダクトデザイナーを目指すなら 有利になる学校。 |
その他 |
筑波大学 芸術専門学群
その他の学校 (大学・専門学校)
この5の学校以外にも、
もちろん沢山の学校が全国にあります。
武蔵野美術大学、日本大学美術学部、
女子美術大学等は有名どころですね。
良い学校に行けば、良い会社への
就職率が高まるのは当たり前なのですが、
デザイン業界は、銀行員等と異なって、
出身校と出世はあまり関係ありません。
学費で希望大学に通うのが難しくても、
就職してからのし上がるは十分可能です。
ただ、専門卒より大学卒の方が、
良い労働環境 (残業が少ない等) の会社へ
就職できる可能性は少なからず高まります。
デザインの内容云々ではなくて、
労働環境を第一に考えているならば、
有名どころではなくても4年制大学に
入るという選択肢も良いと思いますね。
学校を選ぶ時のポイント
デザイン業界では大きく分けて、
2つの選択肢があります。
- 大企業
電通や資生堂等。大きい仕事が多いために
基本的に大勢でプロジェクトを進めるので、
一部にしか関われない。仕事環境や給料は良い。 -
中小規模の会社・デザイン事務所
日本デザインセンター等。大〜小のものまで
様々な仕事を1人で担当できる場合が多い。
「自分がやった」と言えるような仕事ができる。
長時間労働が多い。
学費や学力を無視して話をすると、
どちらの会社にも就職できるのは大学。
特に多摩美術大学は就職で有利というのが
業界でなんとなく感じるイメージですね。
専門学校は試験ハードルや学費が低いですが
大企業ではあまり募集がかかりません。
ですが、周りのデザイナーさんの中にも
授業料が高い等の理由で大学進学が難しくて、
結局専門学校に進学した人も何人かいますが、
今は大手デザイン事務所で働く人はいます。
なので、選択肢が狭まってしまうといっても、
決して絶望することはありませんね。
専門学校を選ぶ際は、それぞれの学校に
そこまで大きな違いはありません。
2〜4年制の学校があり、自分の出せる学費と
学びたい分野を考え決めていくのがいいです。
あとは学校の雰囲気ですね。
専門学校は校舎がビルの一部だったりするので、
一度、実際に学校の見学等はしておきましょう。
無料で資料請求しましょう。
学校を決める際に、大学も専門学校も、
全ての場所を見学することは無理ですし、
インターネットで一件ずつ調べるよりは、
紙の資料を請求してみた方が早いのです。
(学校の雰囲気もよりイメージしやすい)
チェックボックスで一気に資料請求できる
以下の便利な進学情報サイトがあるので、
無料で気になる学校資料を請求しましょう。
この2社は大手なので全国どこの学校でも、
大抵の情報を収集することができるはず。
しかも「スタディサプリ進路」では、
高校生限定で無料パンフ・願書取り寄せで
1000円分の図書カードももらえますね。
また、有名美大や芸大を目指す人でも、
必ず他の専門学校等もチェックしています。
お金持ちの家庭ならば、東大並みの難易度の
学校だけ何浪もし受験し続ける人もいますが。
ほとんどの人がそうではないですし、
トップ校だけではなく色んな学校を
調べ比較しておくことは学校選びで大切です。
進学情報サイトの詳しい説明はこちら。
なお、未経験からデザイナーになる手順や
デザインの勉強方法については以下の記事に
一通りまとめています。