デザイナーがエンジニア (プログラマー) に言ってはダメな言葉

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こんにちは、デザイナー・ブロガーの
ゆっきー(@elcielo_design)です。

今回は、デザイナーがエンジニアに絶対
言ってはダメなNGワードをまとめました。

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デザイナーとエンジニアの関係

Webサイトやサービス、アプリ作りには、
デザイナーとエンジニア (プログラマー) の
どちらも欠かせない存在になります。

Webサイト (デザイン) の場合であれば、
デザインからプログラミングまでもを
1人で全部仕上げることもありますが、

規模が大きなサービスだとそうはいかず、
それぞれにチームを組んで分業の体制で、
サービスを作り上げるのが一般的です。

つまり、デザイナーとエンジニアそれぞれ
良い関係を築いてサービスを作らないと、
素晴らしいサービス等はできませんね。

そこで、双方の関係を良いものにするために
デザイナーとエンジニアとやりとりする上で、
絶対言ってはいけないNGワードとその理由、
コミュニュケーションの取り方等について
これから順にご紹介していこうと思います。

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デザイナーがエンジニアに
言ってはいけないNGワード

「言ってはいけないNGワード」

  • すぐ (簡単に) できますよね?

  • 何でこれができないんですか?

  • そんなに時間がかかるんですか?
  • 良い感じにやって下さい。

デザイナーとフロントエンドエンジニアは
コミュニケーションを常に取って業務を
行っているのがWeb系の業界になります。

その中でデザイナーのちょっとした一言が
エンジニアをイラつかせたり、怒らせたり、
モチベーションを低くする場合があります。

おそらく、身の回りでこのようなことを
発するような人はいないとは思いますが、
これらのNGワードは絶対に普段日頃から
間違えても言わないように心がけましょう。

① すぐ (簡単に) できますよね?

「すぐ (簡単に) できますよね?」は、
少しプログラミング (コーディング) の
知識がある人が言ってしまいがちな言葉。

作業量自体はそんなに多い訳でなくても、
エンジニアは1日や1週間の単位等で
スケジュールを立てている人もいます。

今請け負っているスケジュールに
差し込みの作業 (依頼) が入ることにより
計画が変更になりストレスになることも。

プログラム (コード) を書いている場合は、
ペースを壊さずに集中し進めていきたいと
考える人も多いので妨げにならないように。

もしも、すぐできるものや簡単な修正でも
エンジニアのスケジュールの確認を行って
作業依頼をするようにしていきましょう。

また、急ぎの修正・変更の場合も
その理由をきちんと説明した上で謝り後に、
作業ができないか聞くようにしましょう。

② 何でこれができないんですか?

「何でこれができないんですか?」は、
流石に直接言う人はいないと思いますが、
心の中では、そう思うことがあるかも?

これは、エンジニアにもし言ってしまうと、
かなり相手の機嫌を損ねる原因になったり、
モチベーションを下げる恐れがあります。

Webサービスに用いるプラットフォームや
フレームワーク等のそれぞれによって、
作業・開発の難しさは全く違ってきます。

しかし、実現するのが不可能な理由を
共有することは非常に大切なことであり
聞き方・伝え方等に気をつけながら、
尋ねるのは特に差し支えないでしょう。

③ そんなに時間がかかるんですか?

「そんなに時間がかかるんですか?」は、
あまりプログラミング (コーディング) の
知識がない人が言ってしまいがちな言葉。

デザイナー目線では簡単な修正に見えても
エンジニアからするとそれ以上に実際は
手間がかかる場合が多々あるので注意です。

特にアプリのUIデザイン系は非常に複雑で
Webサイトのデザインなら1行くらいの
コードを加えればOKである修正なんかが、
アプリだと様々な所に修正を加えないと、
形にはならない場合も少なくないですね。

④ 良い感じにやって下さい。

「良い感じにやって下さい。」も
エンジニアにとってストレスになる一言。

例えば、ちょっとしたアニメーションや
画像にマウスカーソルを合わせた反応等を
「良い感じになるように」「それっぽく」
と表現するデザイナーがたまにいますが、

そもそもこれを定義 (明確に) することが
デザイナーの大切な仕事でもあります。

当然ながら、エンジニアとデザイナーが、
コミュニケーションがきちんと取れていて、
信頼関係のようなものがそこにあるならば、
そういう頼み方でも大丈夫だとは思います。

しかし、残念ながらエンジニアが全員
そういう関係を築けているとは限りません。

なので、できる限り細かくデザイン作成し
理解が難いところには説明をつける等の
配慮をしておくと、とても良いでしょう。

もしも、それができないのであれば、
参考になる似たようなデザインを用意して、
「このデザインのように動きを表現したい」
という風に伝えることで、共通の認識を持て
作業・開発を円滑に進めることが可能です。

すれ違いが発生する理由は何なのか。

デザイナーとエンジニア間のすれ違いの
1番の大きな理由は何かと考えてみると、
それは、どちらの職業も専門性が高くて
分野が全く違うのが非常に影響しています。

お互いの作業内容を正確に分かっておらず、
すれ違いが生じてコミュニュケーションが
上手くいかないのが要因として挙げられます。

1つの例として、Webサービスの作成では、
以下のようにデザイナーとエンジニアが
重要視すること (ミッション) が違いますね。

  • デザイナーが重要視すること
    「UIデザインの使いやすさ・美しさ」

  • エンジニアが重要視すること
    「仕様・設計通りに動作すること」

例えば、デザイナーがWebサービスで
数pxのズレの修正を気にしたとしても、
エンジニアの目線ではそこまで大した
修正でないと思われることがあります。

つまり、良い関係を作り上げるためには、
相手の作業と重要視していることを理解し
互いにとって理想とする形を実現するには
何をどうすればいいのかを考えるのが大切。

デザイナーがエンジニアに対して
すべきこと

「デザイナーが特にすべき4つのこと」

  • コミュニケーションをきちんと取る。

  • 感謝を伝えたり、褒めたりする。

  • 五月雨式に依頼をしない。
    (依頼は整理してまとめて送る。)
  • プログラミングやコーディングを理解する。

どんなWebサービスを作るとしても
エンジニアのスキルを借りなければ、
それを作ることは不可能なことです。

エンジニアと上手く付き合っていくには
以下のことに気をつけることによって、
仕事をスムーズにできるようになります。

① コミュニケーションを
きちんと取る。

まずは、しっかりコミュニケーションを
エンジニアと取るのを意識しましょう。

エンジニアと良い関係ができていない
デザイナーにはよくあることなんですが、
デザイン作成以外は丸投げするはダメです。

エンジニアはプログラミング作成のための
道具やツール等では決してありません。

例えば、デザインの作業中に間を見ては、
サービス実現のための難しさを相談したり、
仕事外でコミュニュケーションを取ったり、
始めは気さくに話せる関係を築きましょう。

※ 中には人より会話が苦手な人もいるので、
その人に適しているコミニュケーションを
もちろん取る必要性はあります。

② 感謝を伝えたり、褒めたりする。

これはエンジニアの作業以外でもですが、
エンジニアの作業が一旦終わった後に
レビューの依頼がデザイナーに来た際は、
その作業に感謝の気持ちを伝えることや
褒めることをしっかり忘れずしましょう。

褒めることは、上から目線に聞こえますが、
「いい感じです」「もう終わったんですね」
そう言った純粋な気持ちの表現でOKです。

ただし、間違っても以下の例のような
コミュニケーションをしてはいけません。

(悪いコミュニケーションの例)

エンジニア「レビュー (確認) をお願いします。」

デザイナー「この部分がイメージと違いますね。
      なので、修正の方をして下さい。」

良いコミュニケーションをとるには
以下の感じで伝えるべきですね。

(良いコミュニケーションの例)

エンジニア「レビュー (確認) をお願いします。」

デザイナー「ありがとうございます。良い感じです。
      大体は大丈夫なのですが、この部分だけ
      少し修正の方をして頂けないでしょうか?」

この例のように、始めに感謝を伝えて
エンジニアの仕事をしっかり認めた後、
修正箇所等があればお願いしましょう。

こういった些細なコミュニケーションが、
エンジニアのモチベを大きく変えます。

③ 五月雨式に依頼をしない。

「五月雨式に依頼をしない」とは、
つまり途中切れながらもダラダラと
依頼を何度もしないということです。

思いついたら、ChatworkやSlack等の
チャットで修正依頼を送る人がいますが、
依頼は整理してまとめて送りましょう。

何回も修正依頼の連絡が届くことで、
その度にエンジニアは作業を一旦止め、
内容を確認しないとならなくなります。

そうなると、効率は悪く集中も切れて、
作業にかなり影響が出るかもしれません。

修正の依頼をする場合には、
明確に修正の箇所を出してから整理をし、
更にその優先度を決め話し合いましょう。

できれば、チャット等で済ますのでなく、
短時間のミーティングを組んでもらって、
口頭での説明や伝えた方が良いですね。
(どうしても文字だけだと分かりにくい)

④ プログラミングや
コーディングを理解する。

プログラミングやコーディングを
デザイナーが学んで理解を深めるのは、
とても良いことの1つだと思います。

どのようにして、できているのかが
具体的に分かるようになることにより、
「実現が簡単なデザインであるのか。」
「実現が難しいデザインであるのか。」
感覚である程度つかむことができます。

特に、Webデザイナーならば、
プログラミングの基本のHTMLやCSSは
しっかりと身につけておきたいですね。

アプリ開発も一度は学んでも良いですが、
大方、大体の人は難易度が高すぎて
途中で断念するか、初心者レベルを終了し
その複雑さが分かり学習を止めるでしょう。

それほどエンジニアは難解なコードを書き、
Webサービスを作り上げているのです。

エンジニアがデザイナーに対して
すべきこと

「エンジニアが特にすべき3つのこと」

  • できないことや難しいことは先に伝える。

  • スケジュールへの影響を説明をする。

  • 代替案を提示する。

今までは、デザイナーの目線で
すべきことを綴ってきましたが、
エンジニアの目線でデザイナーに対して
すべきことも少しまとめてみてみました。

Web開発については、
デザイナーはそこまで詳しく知らないと
思っていた方が基本的には良いでしょう。
(デザイナーの中には詳しい人もいます。)

① できないことや
難しいことは先に伝える。

作成環境や開発期間、フレームワークの
制約等でWebサービスやアプリの実現が
難しくなりそうな仕事や作業があれば、
できるだけ早く伝えるようにしましょう。

デザインは、様々な要素が混じり合って、
全体が構成されているものになります。

1つの部分が変更になるだけであっても、
色んな箇所の修正が発生してしまって、
デザインの全体の再構成が必要になる
可能性も少ないと全く言い切れません。

プログラミングで不可能・難しいことを
デザインの制作前や完成前の作業途中で
早めに連絡・伝えることができていれば、

デザイナーもそれを考慮して作成できて、
最終的には、デザイナーもエンジニアも
修正や変更等を減らし、とても効率良く
仕事を行なっていける形を築けますね。

② スケジュールへの影響を説明する。

デザイナーから様々な要求が来た際は、
それぞれのことに対応することにより
スケジュールにどんな影響が及ぶのか、
しっかり説明をするようにしましょう。

デザイナーが様々な要求を多くするのは、
決して意地悪をしたいという訳ではなく、
優れたWebサービスやアプリを作りたい
その一心の思い故の要求に他なりません。

ただ、どのようなWebサービス作りにも、
スケジュールというものが立てられていて、
その決まったスケジュール通り基本的には
完成を目指して作っていくことになります。

スケジュールに影響を与える要求が出た時、
その影響をきちんと説明しておければ、
良い落とし所が分かる場合もあります。

その結果、サービス・アプリ開発全体を
快適に進めていくことが可能でしょう。

③ 代替案を提示する。

デザイナーから何か依頼や要求が来た時、
それの対応や実現が難しいものだったなら、
代替案を考えて伝えることをしましょう。

デザイナーは、プログラミングにおいて、
どんな対応がどの程度の作業を要するか
理解していないことが一般的に多いので、
ある意味純粋に理想を描き依頼をします。

そのため、その一部分を変更することで、
作業をかなり減らすことができる場合は、
活発的に代替案を提示すると良いですね。

そうすることで、デザイナーはそれで
大丈夫のケースも少なくありません。

それでダメな場合は、②で述べたように
スケジュール影響も伝え対応するか否か
見極めることが好ましいと思います。

まとめ

デザイナーもエンジニアも最終目的は、
「優れたものやサービスを作ること」で
目指すところはきっと同じのはずです。

デザイナーの立場になってみると
「なぜこんなに修正依頼が必要なんだ。」
エンジニアの立場になってみると
「なぜこんなに修正依頼が来るんだ。」
そのようなことを感じるかもしれません。

「デザイナー」「エンジニア」と言っても、
一人一人の知識・スキルは違う訳であって
全員が完璧に作業できるとは限りません。

きちんと相手のことを尊重しながらも、
十分なコミュニケーションを取ることで、
チームのムードをあげて仕事・作業ができ
質の高いサービスやものを提供できますね。

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