こんにちは、デザイナー・ブロガーの
ゆっきー(@elcielo_design)です。
今回は、デザイナーに向き不向きの人の
特徴や適性の記事になります。
デザイナーに向き不向きの人
デザイナーは専門的な職業の1つであり、
適性がとても大切になってきます。
デザイナーの就活では自分がデザインした
作品を提示することも基本的に多いですが、
それに合わせてデザイナー職への適性を
会社・企業にアピールする必要があります。
デザインした作品が文句なしで才能(センス)に
溢れるものなら、すぐ採用もあり得ますが、
多くの就活生はありません。
就活はその時点での実力を変われるのでなく
将来性によって採用が決まります。
つまり、提示する作品が拙い場合であっても
確かな適性や将来性等をアピールできれば、
採用となる可能性が非常に高いんです。
作品の完成度を高めることも重要なんですが、
同時にデザイナーに向いている人の特徴も知り
少しでもそれに自分を近づけることも大切。
なので、この記事でデザイナーに向いている人
向いてない人の特徴や適性を確認してみて、
デザイナーへの進路 (就職や転職等) の参考に
是非してみてください。
デザイナーに向いている人と
向いていない人の特徴・適性
「デザイナーに向き不向きの人の特徴」
- デザイナーに向いている人
-
デザイナーに向いていない人
デザイナーに向いている人
デザイナー職と言えば、クリエイティブ、
センス、天才などの才能を駆使しながら、
自分自身のデザイン・作品を生み出したり、
誰もが想像もつかない未開の地を我先にも
開こうとする芸術的な職というイメージを
持つ人もいますが、そうでもありません。
以下のような資質を持っているからこそ、
デザイナーという職業が成り立っていて
そのベースの上にクリエイティブという
イメージ等ができているのだと思います。
- アイデアをよく出せる。 (アイデアマン)
-
細かいことにこだわってしまう。
- 日常生活で目に入るものや使うものの
デザインが気になる。 -
人々の問題を解決するのが好き。
- 既存の概念に縛られるのが嫌い。
-
コミュニケーション能力が高い。
- スケジュール管理がしっかりできる。
-
タイムマネージメントが得意。
- イラスト・絵を描くのが得意。
-
コツコツと作業するのが得意。
- クリエイティブである。
それぞれ詳しく説明していきます。
① アイデアをよく出せる。
(アイデアマン)
デザイナーと言ってもその種類は多く、
どの分野のデザイナー職を目指すかは
今の状況や年齢や環境により様々ですが、
共通してクリエイティブな仕事です。
なので、創造力豊かな人や新しいものを
生み出していくのが楽しいと感じる人は
向いていると言えるでしょう。
長い時間かけてようやく1つのアイデアを
ひねり出せるというよりは、1つ1つの
精度は低くても次々と様々なアイデアを
出していける人が向いていると言えます。
ひねり出したアイデアがクライアントの
意向に沿わない場合ももちろんあるので、
常に複数の選択肢を持つことが大切です。
またスランプになっても、ポジティブに
考えれる人だとなおさら良いですね。
クリエイティブな仕事なので、アイデアが
全くでない時も当然あることでしょう。
その時期にも前向きに考えて、柔軟な思考を
持てるということはデザイナー職にとって、
重宝すべき資質になります。
なお、デザインのアイデアに迷ったら、
こちらの記事にしてみて下さい。
② 細かいことにこだわってしまう。
細部にこだわることはデザイナーとして
最も重要な事柄の1つになります。
広告の微妙な文字の大きさに気づくとか。
Webの1ピクセルのズレが気になるとか。
知人の髪型の変化をすぐに察知するとか。
そしてただ細かい点が気になるだけでなく、
それが全体のデザインやユーザビリティに
非常に重要な要素などに当たる場合ならば、
かなりデザイナーとしての資質が高いです。
もし「なぜそんなことまで気にするのか」と
他の人が思ってしまうようなことにまで
気になる人はデザイナーに向いているのかも。
③ 日常生活で目に入るものや
使うもののデザインが気になる。
例えば、コンビニやスーパーに並ぶ商品を
パッケージのデザインで選ぶことが多い。
街中で見かけるポスター広告のフォントの
選択や文字詰めに納得いかないことがある。
レストランに行った時に店内のインテリアの
色合わせがなんとなく気持ち悪く感じる。
このようにデザイナー気質があるような人は、
日々の生活においてい自分を取り巻いている
環境の視覚的要素のクオリティがどうしても
気になってしまう人が多いようです。
そして、例えWeb関係の仕事をしたとしても、
広告ポスターや名刺、雑誌、看板、映像等の
あらゆるメディアの視覚的要素も全て対象に
なるはずでしょう。
また、例えば自分のディスクのレイアウトや
スマホ画面のアイコンの並び方の最適化など
常に物事の最も相応しい「あるべき姿」を
追い求めるのがデザインの第一歩となります。
デザイン的要素は、毎日の生活のあらゆる
場面や箇所に潜んでいます。
それに対し常に何かしらの反応をする人は、
デザイナーに向いている人でしょう。
④ 人々の問題を解決するのが好き。
デザインの本質は問題解決にあります。
つまり、分かりやすく言い換えて言えば、
良いデザインは既存の何かしらの問題を
解決するということです。
なので、例えそれが視覚的要素でなくても
何かしらの問題解決に対して高い興味を
感じる人はデザイナー向きだと言えますね。
そして、それが自身の問題解決だけでなく、
他人の役に立つことなら尚更良いこと。
素晴らしいデザイナーは、自分が最も良いと
思うデザインを創り出す人ではなくて、
他のユーザーの目的をより良い方法等で
達成できる解決策を示すことができます。
もしあなたが、たとえ頼まれていなくても、
人々の問題を解決したいと日頃から思うなら
デザイナーに向いているでしょう。
デザインの本質にある問題解決については
次の記事が参考になると思います。
⑤ 既存の概念に縛られるのが嫌い。
素晴らしいデザイナーは常により良い
方法を模索しながらイノベーションを
生み出そうとして制作しています。
そんなデザイナーたちの多くは、
型にははまりたくないと思っています。
なので、実はデザイナーというのは、
最もマネージメントがしにくい職業。
それと合わせて、既存概念に縛られずに
常に新しいものを生み出すことが好き。
(一度作り上げても納得がいかなければ、
壊して一から作り直すこともある。)
もしも、物事に対し普通が嫌いで、
今までと違うものを自らの手で作りたいと
思っている人はデザイナー気質があるかも。
⑥ コミュニケーション能力が高い。
デザイナーを仕事にしたいのであれば、
高いコミュニケーションが必要になります。
例えば、以下のような仕事の場面で
常にコミュニケーション能力が必要ですね。
- クライアントとのヒアリング (やり取り)
-
デザインアイデアのプレゼンテーション
- 社内でのコミュニケーション
特にデザイナーは依頼を受け作品を制作し、
多数のクライアントとヒアリングするので
相手の要求を聞くことができる傾聴力や
提案力などというものがとても大切です。
そして、自分にしか理解できないような
デザインや作品、芸術等を作るのでなく、
クライアントとの関係の中で作るものを決め
誰もが理解でき興味惹かれるものを作ります。
まだ世間では「デザイナーの仕事」と聞くと、
孤高のイメージが少なからずはありますが、
実際は多くの人とコミュニケーションを取り
多くの人と繋がって仕事を進めていくため、
コミュニケーション能力は必須になりますね。
⑦ スケジュール管理がしっかりできる。
デザイナーはクライアントの依頼によって
デザインの仕事内容が変わってきます。
同じ業務を繰り返していくことはなくて、
毎日違った業務をこなすことになるので、
仕事を待つのでなくやるべきことを確認し
自分から仕事を見つけないといけません。
そのため仕事を与えられるのを待っている
受動的な人でなく、自発的に仕事を進めれる
能動的な人である必要があります。
またデザイナーの仕事はクライアントからの
デザインの依頼があってこそ成り立ちます。
基本、クライアントに合わせての仕事のため
社外の人と会議や連絡をする機会も多いので
スケジュールの管理をきちんとできる能力が、
必ず必要になって来る職業と言えるでしょう。
⑧ タイムマネージメントが得意。
スケジュールの管理と少し似ていますが、
タイムマネージメントも大切な要素です。
デザインの作業に熱中しすぎてしまって、
ついつい時間が経つのを忘れてしまった。
デザイナーにとって、そんなことは多い。
例えば、ポスターの見出しのフォントの
種類1つ決めるのに非常に時間がかかる。
そしてその過程もなぜかとても心地良い。
良いデザインを創り出すには、細部に対して
高い集中力と多くの時間が必要とされて、
中には寝ず食べずに徹夜で作業する人まで。
ですが、考えて欲しいです。
そんな日々が続いてしまう危険性のことを。
自分が気づかないうちに身も心も疲れて、
遅かれ早かれ必ず燃え尽きてしまったり、
明日突然倒れてしまったら元も子もないです。
優れたデザイナーは集中力が非常に高くて、
体力があると同時に時間の使い方が上手い。
作業をどこまでやって、どこで切り上げるか。
しなければならないタスクに優先順位をつけ、
どの作業にどのくらいの時間をかけるかなど、
デザイナーにとってタスクマネージメントは、
かなり重要なスキルの1つになってきます。
⑨ イラスト・絵を描くのが得意。
デザインを仕事にする上でイラスト・絵を
上手く描ける描けないは関係ないですが、
描く行為自体が色々な発想を生むためか
発想力を持ち合わせてる人は描くことが
得意な傾向があります。
イラスト・絵を描くことが得意ということは、
物事の細部を捉える観察力があるということ。
よってクライアントの要望を上手く汲み取り
ユニークな発想に繋げる力にもなります。
このユニークな発想に繋げる力は、
デザイン作業をする上で大切な能力なので、
描くが得意な人もデザイナー向きでしょう。
⑩ コツコツと作業するのが得意。
デザインの仕事・作業は、
華々しいような面だけではないです。
例えば、グラフィックデザインの業界だと、
デザインに使う商品画像を延々と切り抜いたり
何十ページもある記事のレイアウト調整したり
同じことをずっと繰り返していく地味な作業も
実際のところあります。
そのデザイン作業は、時に徹夜になることも。
そんな時に途中で逃げ出さないで作業できる
集中力がデザイナーには求められますね。
⑪ クリエイティブである。
これは、デザイナー職といったら、
一番に挙げられるような気質ですね。
クリエイティブな感性があることは
デザイナーに向いていますよね。
クリエイティブな感性を磨きたいなら、
次のWebメディアは日頃からチェック。
デザイナーに向いていない人
逆にデザイナーに向いてない人は、
基本的にここまで上記に挙げてきた
デザイナーに向いている人の特徴に
全く当てはまらない人になります。
- アイデアを出すのが苦手。
-
細かいことにこだわりがない。
- 日常生活で目に入るものや使うものの
デザインが気にならない。 -
人々の問題を解決に興味がない。
- 既存の概念を疑わない。
-
コミュニケーション能力が低い。
- スケジュール管理が苦手。
-
タイムマネージメントが苦手。
-
コツコツと作業するのが苦手。
もしも、デザイン能力が非常に高くても
他の能力を全く持ち合わせてないならば
デザイナーの仕事は不向きに思えます。
むしろ、アーティストや芸術家のように
自己表現を追求した職が向いていますね。
まとめ
以上が、デザイナーに向いている人の
特徴や適性についてのまとめでした。
今回挙げた全てのことに当てはまること、
当てはまらないことが全てでありませんが、
自分自身に当てはまらない部分というのは
今後のデザイナーを目指していくとしたら
伸ばしていくべきスキルと思いましょう。
もちろん、当てはまる項目が多ければ、
デザイナーに向いてる気質は高いです。
そして、何よりデザインを少しでも好きなら
向き不向き関係なくまずは挑戦してみたら
良いかもしれません。
仕事にした時、向いてないなと感じたり、
実は向いていたなんてことが意外にある
場合もあると思いますよ。
なお、デザイナーの道を目指そうと思う人は
こちらの記事が参考にしてみて下さい。
また、デザインの仕事探しに役に立つ
サイト・エージェントのまとめ記事や
デザインが学べる学校のまとめ記事は
こちらを見るとすぐに分かると思います。