こんにちは、デザイナー・ブロガーの
ゆっきー(@elcielo_design)です。
今回は、デザインやイラスト系の
フリーランスの仕事の比較と流れを
経験を通して記事にしてみました。
この記事の目次
フリーランスの仕事の違いと流れ
「イラスト・デザインが好きだから、
将来はそれに関わる仕事にしたい。」
そういった人は全体的に見ても、
以前より増えているように思えます。
ですが、フリーランスでやっている人が、
どんなイラスト・デザインの仕事をしてるか
具体的に理解している人は少ないでしょう。
また、このイラスト・デザイン業界でも
フリーランスと会社では全く違うもの。
この機会にフリーランスの違いや流れを
理解してこの分野の知識を深めてください。
そもそもフリーランスという働き方を
知りたい方は次の記事を参考に。
フリーランスと会社勤め比較
特にフリーランスでも
イラストレーター (デザイナー) に
焦点を置いた違いになると思います。
大切な3つの違いは次の通り。
-
自身で仕事を取らないといけない。
- やった仕事量で収入が変化
-
フリーランスには「個性」が必要
他にも比較するポイントはありますが、
この3つは最低しっかり理解しましょう。
① 自身で仕事を取らないといけない。
会社勤めだと基本的には会社で
振られた仕事 (委託) を行いますが、
フリーランスになった場合は
自分で仕事を取らないといけません。
そのため、一から自分で営業し仕事を取り
自身のサイトやポートフォリオを作って、
仕事を得ていかないとやっていけません。
② やった仕事量で収入が変化
まずこれは、イラスト・デザインの
フリーランスに限ったことではないですが、
フリーランスの収入は一定でなくて、
こなした仕事の量で大きく異なります。
会社勤めだと、こなした仕事の量や
質に応じて収入基本変わる訳でなく、
月の給料は一定額になってきます。
でも、フリーランスは仕事・依頼を頂いて
働いたら働いた分だけ収入を増やせますが、
一方で、定期的な仕事や依頼等がなければ、
収入は全くないことになりますね。
「イラスト関係の仕事と就職先」の
記事の最後でも話した内容とかぶりますが、
フリーランスのイラストレーターにおける
平均年収は200万〜350万。
フリーランスは本当に個人差が激しいので、
平均収入より極端に上回ったり下回ったり。
フリーランスでやり始めの人は、
仕事や依頼が想像以上に取れないことも多く、
経験 (キャリア) が長くなるほど会社員より
一般的に上回る傾向にあるようです。
イラスト関係の仕事と就職先については、
こちらの記事になります。
③ フリーランスには「個性」が必要
会社勤めの人よりフリーランスは
「個性」が必要になってきます。
なぜなら、会社勤めの振られた仕事でなく
自由に仕事 (描く・作る) ができますが、
逆にフリーランスで個性を持っていないと
周りの多くのフリーランスの中に埋まって
なかなか仕事が取れないからです。
依頼する人 (クライアント) も多くの
会社やフリーランスの中から選択するので、
その中から仕事を頂くためにも
フリーランスの個性が必要になりますね。
なお、個性を生み出すためには、
次の記事を読んでみて下さい。
フリーランスの仕事の流れ
この記事のメインの内容になります。
主に6つのステップを踏んで
フリーランスの仕事は成り立っています。
-
仕事を取りに行く。(売り込み)
-
仕事の依頼を受ける。
-
打ち合わせ
-
ラフを提出
-
イラスト・デザイン制作
-
納品・修正など
① 仕事を取りに行く。(売り込み)
フリーランスは会社勤めと違って、
初めは基本的に自分で仕事を取りに
行くことから始めてきます。
形としては、「営業」「紹介 (ツテ)」
「クラウドソーシング」等がありますね。
大学や会社勤めの際のクライアントや人脈、
そういったもの等がある場合は、
そこから紹介を頂いて仕事に繋げていきます。
紹介や人脈がまだない人は、
クラウドソーシング利用が一般的です。
その後、有名になったりツテができると、
勝手に仕事・依頼が来るように。
また、「営業」について
「飛び込みで、企業に売り込みをする。」
というようなイメージがありますが、
近年はそういうスタイルの営業をする
フリーランスの方は少なくなりました。
企業主催のイベントや展覧会などの参加、
自分のWebページやサイトを製作して公開、
SNSやブログを使用して依頼や仕事を取る等
ネット利用の営業も一般的になっています。
仕事を取る形の1つである
クラウドソーシングについては次の記事を。
また、フリーランス向けの案件・仕事を
紹介してくれるエージェントもあります。
② 仕事の依頼を受ける。
フリーランスは仕事・依頼を受ける際
一回一回、契約を交わすことになります。
(報酬や著作権などの取り決め)
この時、「報酬は後払い」でなくて、
「前払い」もしくは「半分先払い」に
するといいと思います。
なぜなら、報酬の未払いや遅延を防ぐため、
お金を払ったことでクライアン (依頼者) の
モチベーションを上げるのに繋がるからです。
それと、タダでやったり、納得しない額で
仕事や依頼は受けないことは大切。
友達や知人等からのタダでやっての依頼や、
相場よりも極端に価格が低い依頼の場合は、
実績に繋がらないし、スキルのアップにも
全然ならないので断りましょう。
よくクライアントと話し、お互い納得した上
仕事に取り組むのが一番です。
③ 打ち合わせ
仕事の依頼を受けて契約を結んだら、
次は打ち合わせになります。
イラストやデザイン (ポスターやweb) って
イメージのものや雰囲気のものも沢山あり、
クライアントも正確にこれがいいと
はっきり決まってない場合が多いです。
ここで相手の想像しているもの・要望を
的確に汲み取り、理解することが必要。
近年は打ち合わせが対面でなくLINE(メール)、
チャットワーク等で行われることも多いので、
さらに、クライアントの依頼をしっかり
形にできる力を養っていくことも重要ですね。
スケジュールも打ち合わせに当たります。
④ ラフを提出
打ち合わせの後は、
いきなり製作を開始するのではなく、
始めにラフを作って依頼者に見せます。
大体の要望や方向性をある程度確認して、
イラスト・デザインの制作物が完成後に
クライアントのイメージとは違うものが
できないようにラフを作っていきます。
全くイメージが違い1から作り直さないと、
いけないと大変なことになるので。
⑤ イラスト・デザインを制作
ラフの提出ができらたら、いよいよ
メインの製作に取りかかっていきます。
期限までの製作のペースは、
人それぞれマイペースでやればいいですが、
ここで、大切にして欲しいいことが1つ。
それは、締め切りより早く仕上げること。
期限よりも、早くクライアントに
完成したものを見せることによって、
信頼や仕事にも繋がりやすくなります。
⑥ 納品・修正等
最後は納品・修正になりますね。
制作が結構、時間をとりがちに思いますが、
修正が思ってた以上にかかることもあります。
自分では最終的に良いと思っていても、
イラストやデザインのちょっとした修正が
何度も入ることが多いです。
明らかに一般から見ても良いと思っても、
クライアントが気に入らなかったら、
それはダメなので、なかなか大変です。
大まかな流れは、こんな感じです。
最後に
今回は、フリーランスと会社勤めの違い、
フリーランスの仕事の流れを書きました。
「フリーランスの3つのポイント」
-
自身で仕事を取らないといけないこと
- やった仕事量で収入が変化
-
「個性」が必要なこと
これはしっかり抑えて欲しいです。
また、フリーランスの流れについては、
イラスト・デザイン系の流れなのですが、
他の分野のフリーランスでも似ている点は
ただあると思うので参考になれば幸いです。