こんにちは、デザイナー・ブロガーの
ゆっきー(@elcielo_design)です。
今回は、SEOキーワード選定の方法を
4つの手順で紹介する記事です。
この記事の目次
SEOキーワード選定の方法
正しいSEOキーワード選定の方法やコツを
知りたいと思っている。
ブログのコンテンツの質は高いはずなのに、
アクセス数が全く増えなく困っている状況。
そういった悩みを解決していきます。
この記事を書いているぼくは、
デザイナーでありつつブロガー歴は3年程。
SEOのおかげでSNSからのアクセスだけでなく
ネット検索からのアクセスも大分増えました。
SEO1位のキーワードも多数あります。
おそらく、この記事を読んでいるあなたも、
SEOでサイト・ブログ集客を成功させたいと
考えているのではないでしょうか。
SEOはキーワード選定が「命」
良質なブログのコンテンツを作ったとしても、
狙うべきキーワードで検索順位を上げないと、
サイトアクセスは狙えません。
そこで、この記事ではそんなSEOキーワードの
選び方を分かりやすく紹介していきます。
正直、本質を理解することができれば、
キーワード選定は難しくないと思います。
それでは、前置きはこの辺で、本題に。
※この記事は「ブログで広告収入を稼ぐための
手引き「具体的な仕組み・方法・手順」の
ステップ ⑺ に該当する記事となっています。
SEOキーワード選定の手順
「SEOキーワード選定の手順」
-
サイトが狙うべきキーワード候補を出す。
-
コンテンツ化するキーワードの絞り込み。
-
キーワードを分類し優先度を決める。
- キーワードを元にコンテンツを制作。
4つの手順を1つずつみていきましょう。
① サイトが狙うべき
キーワード候補を出す。
まずは、キーワード候補を見つけます。
今回はイメージしやすいように
事例も交えながら解説していきます。
例えば、以下のようなサイト事例を
考えてみましょう。
- お洒落な服のECサイト
-
ファッション全般
- 大学生・専門学生
上記のサイトを事例に話を進めていきます。
洋服の販売のECサイトを想像して下さい。
では、キーワード候補を出したいんですが、
その前にそもそも、どんなキーワードを
狙うべきなのか考える必要があります。
サイトが狙うべきキーワード候補とは。
SEOの目的は、サイト集客です。
そして、キーワード選定する理由としては
運営しているサイト・ブログに来て欲しい
ユーザーにアクセスしてもらうためです。
例えば、ファッションECサイトの目的は、
主に洋服を販売することなので、
ネットで良い服を探しているような
見込み客が来てくれると助かります。
具体的には、「学生 服 おすすめ」とかの
キーワードで検索1位を取ることができれば、
数は少なくとも幾つか服は売れると思います。
このように、サイトの運営目的によって、
狙うべきキーワードが定まります。
最初は、思いつきでキーワードを
出していけば大丈夫。
サイト (ブログのテーマ) に関する
キーワードを挙げていきましょう。
最初から、SEOキーワードとして
妥当性があるかは考えなくてもOK。
例えば、以下の感じでザックリと
キーワードを出します。
- ファッション おすすめ
-
学生 ファッション
- お洒落 ファッション
-
モテる ファッション
思いつきで出したキーワードは、
どこかにメモしておきましょう。
実際にキーワード検索を行なって
結果を確認する。
キーワードをGoogleで検索してみましょう。
例えば、「ファッション おすすめ」で
Google検索を行うと主に次のページが
検索上位に出てくると思います。
- ECサイト (販売ページ)
-
ECサイト (記事ページ)
- メディア (記事ページ)
イメージとしては、メディアの記事ページの
位置なら狙えそうです。
同時に、どんな内容の記事が上位に
来ているかもしっかり考えてみましょう。
「最新のファッションを伝える記事だな」
「ファッションのコーデを知れる記事だな」
みたいな感想を持ちつつ、全体を眺める感じ。
ブログの記事を書く際の「検索意図」を
掴む練習にもなります。
② コンテンツ化する
キーワードの絞り込み。
次は、ざっくり出したキーワードを
絞り込んでいきます。
キーワードを絞り込む手順は次の2つ。
- ラッコキーワード (旧: 関連キーワード
取得ツール) でサジェストワードを取得 -
Googleキーワードプランナーで
検索ボリュームを調査
⑴ ラッコキーワードで
サジェストワードを取得
関連性の高いキーワードをツールで調べます。
理由としては、SEOキーワードの抜け漏れを
少しでも防ぐためです。
SEO便利ツール1
「ラッコキーワード」
「ラッコキーワード (旧: 関連キーワード
取得ツール)」を利用することによって、
サジェストキーワードと関連ワードの
両方を簡単に調べることができます。
ちなみに、サジェストキーワードというのは、
Googleが検索する際に予測して出してくれる
候補キーワードのことです。
また、50音+アルファベット順で、関連性の
高いキーワードを一緒に取得してくれます。
更に、「Yahoo知恵袋」や「教えて!Goo」の
質問内容も合わせて見ることができるので、
どんな検索ニーズがあるのか確認も可能。
ラッコキーワード
⑵ Googleキーワードプランナーで
検索ボリュームを調査
ラッコキーワードでキーワードを調べたら、
「Googleキーワードプランナー」を使って
検索ボリュームを調査します。
検索ボリュームとは、
1ヶ月間に検索された回数のことです。
例えば、検索ボリュームの多いキーワードで、
検索1位を取れば大量アクセスを期待できます。
しかし、競合も強いため適切なキーワードを
狙う必要があるわけです。
つまり、SEOでアクセスを集めるには、
「適切な検索ボリュームを見つけて、
記事を書いて関連記事をためながら、
ボリュームの多いキーワードを取りにいく」
これが王道という感じになりますね。
どうでしょうか。少しでもイメージが
つかめてきたならOKです。
SEO便利ツール2
「Googleキーワードプランナー」
Google広告の中にあるサービスであり
検索ボリュームを調べられます。
どのキーワードを、どう調べるかというと、
ラッコキーワードの「全キーワードコピー
(重複除去)」をクリックしコピーすればOK。
コピーできたら、Googleキーワード
プランナーの「検索のボリュームと予測の
データを確認する」という場所にペースト。
そして「開始する」ボタンをクリック。
そうすると、画面が変わるので、
「過去の指標」をクリックして、
検索ボリューム順に並べ替えます。
(「月間平均検索ボリューム」という場所を
クリックすれば大丈夫です。)
これで、ラッコキーワードで調べた、
キーワードの検索ボリュームを見れますね。
また、右上の下向きの矢印ボタンを押し、
「過去の指標」をダウンロードしましょう。
補足
Google広告に課金していないと、
検索ボリュームがかなりアバウトになります。
課金で詳しい検索ボリュームを出したい方は、
「キーワードプランナーに広告費を払い
月間平均検索ボリューム数を詳細化させる方法」
(外部リンク) を読んでみて下さい。
Googleキーワードプランナー
③ キーワードを分類し優先度を決定
続いて、検索ボリュームを取得した
サジェストキーワードを分類して、
コンテンツ制作の優先度を決めていきます。
キーワードの分類の順番は次の通り。
- キーワードを分類して整理する。
-
検索ボリューム100〜1,000の
キーワードが高優先度
⑴ キーワードを分類して整理する。
キーワード整理には、「エクセル」や
「Googleスプレッドシート」が便利です。
ダウンロードしたキーワードを、
エクセルやGoogleスプレッドシートに
アップロードしましょう。
そして、それをキーワード整理していきます。
「ファッション キーワード整理」の例
キーワード | 検索 ボリューム |
競合性 | 入札価格 (安値) |
入札価格 (高値) |
ファッション おすすめ | ||||
学生 ファッション | ||||
お洒落 ファッション | ||||
モテる ファッション | ||||
※ 具体的な数値は省いています。
このように自分で表を作り、分かりやすく
キーワードをまとめていきましょう。
キーワード整理のポイント
・検索ニーズが近いものは、同じ色でまとめる。
・狙わないキーワードはグレーでまとめる。
この2点がキーワード整理のポイントで、
あとは記事を作成していく感じになります。
Googleスプレッドシート
⑵ 検索ボリューム100〜1,000の
キーワードが高優先度
キーワード整理が終わったら、
次は検索ボリュームを見ながら
コンテンツ作成の優先度を決めましょう。
優先順位をつけるポイントは、
「検索ボリューム100〜1,000」です。
理由は、次の2つからです。
- 検索ボリューム100未満は、
上位は取れるがアクセス数が少ない。 -
検索ボリューム1,000以上は、
上位を取るには条件がある。
最初は、検索ボリューム100〜1000の
キーワード1つに対して、
1本の記事を作成していきましょう。
1キーワードで、
2本以上の記事を作るのは、原則NGです。
しかし、実際にキーワードを出してみると
分かりますが、100以下のキーワードでも、
上位を取ると売上に繋がるものもありますね。
例えば、スプレッドシートでまとめた中で
検索ボリュームは低いとしても、
競合性が高くて入札価格が高いキーワードは、
上位を取れると売上に繋がると想定できます。
まずは、検索ボリューム100〜1,000で
優先度を決めながら、それ以外のものでも、
売上に繋がるようなキーワードの優先度は
上げても大丈夫です。
④ キーワードを元にコンテンツを制作
最後のステップは、コンテンツ制作です。
基本的に1つのキーワードに対して、
1つの記事を書きます。
コンテンツ制作の手順は次の3つ。
- 想定読者と検索意図を決めて記事を書く。
-
検索ボリュームの多い記事に内部リンクを設置
- ロングテールキーワードも書く。
⑴ 想定読者と検索意図を
決めて記事を書く。
制作する記事のキーワードを決めたら、
次の2つのことを考えましょう。
- 想定読者 : 読んでくれる読者のイメージ
-
検索意図 : 読者が本質的に何を知りたいのか。
例えば、「メンズ ファッション おすすめ」で
考えて見ます。
想定読者は、「男性で服を買う予定の人」です。
検索意図は、サジェストワードや、検索結果を
見ながら考えてみます。
サジェストキーワードを見てみると、
次のニーズが分かるとかと思います。
- ブランド:有名な服のブランド
-
アイテム:ファッション・服の種類
- ショップ : 服を購入できる場所
実際の検索した結果の上位記事の
切り口としてはこんな感じです。
- 人気のメンズブランド
-
コーディネート・着こなし
- 好印象・モテるファッション
これらのことを踏まえながら、
検索意図を考えて見ましょう。
- 顕在的ニーズ
∟ 男性に今人気のファッションブランドや
ショップを知りたい。
∟ オシャレなメンズコーディネートの方法を
教えて欲しい。 -
潜在的ニーズ
∟ メンズファッション選びを成功して、
周囲からモテたい。注目を浴びたい。
検索意図は、こんな感じでしょうか。
因みに、顕在的ニーズとは既に目に見える
ニーズのことで、サジェストキーワードや
検索結果から分かります。
また、潜在的ニーズとはブログの読者すら、
気づいていない本質的に知りたいことです。
今回であれば、メンズファッション・服を
上手く選ぶことにより、周囲からモテたい、
注目を浴びたい等の欲求ですね。
「想定読者」と「検索意図」が決まったら、
実際に記事を書いていきましょう。
記事の書き方について詳しく知りたい人は、
次の記事を読んで見て下さい。
⑵ 検索ボリュームの多い記事に
内部リンクを設置
SEO上位を目指すなら関連記事を増やします。
理由は、検索ボリュームの多い記事では、
記事単体でSEO上位を取るのが、
昔よりもかなり難しい状況だからです。
この時、Googleに関連記事として認識して
もらうために、内部リンクを貼って
ツリー構造を意識するとSEO的に良いです。
ツリー構造は、上の画像のようなイメージ。
1つのキーワードにつながっているため、
気を模したツリー構造と呼ばれています。
具体的には「メンズファッション おすすめ」
の記事の中で、検索ボリュームの小さい記事
「メンズファッション おすすめ ブランド」や
「メンズファッション おすすめ アイテム」を
関連記事として紹介していくとOKです。
関連記事を増やして、
内部リンクをどんどん設置していきましょう。
⑶ ロングテールキーワードも書く。
検索ボリュームの多い、
ビッグワードで上位表示を狙いたいのならば、
ロングテールキーワードを狙うのがおすす。
ビッグ ワード |
ミドル ワード |
ロングテールキーワード | |
検索数 | 大 | 中 | 小 |
人気 ←ーーーーーーー→ ←ーーーーーーーーーーーーーー→ ニッチ
上記のように、メジャーではないないが、
ニーズはあるニッチなキーワードのことを
ロングテールキーワードと言います。
補足
内部リンクのところで、
「関連記事を増やす」と言う話をしましたが、
ロングテールキーワードを狙って書くことで
関連記事が自然と増えていくことになります。
ロングテールキーワードの選び方は、
次の記事で解説しています。
SEOキーワードを選んだ後に
やるべき3つのこと
コンテンツ制作の後にやるべき
3つのことを紹介していきます。
- 答え合わせはSEO検索順位ツールで確認
-
SEOキーワードは定期的にアップデートする。
- ビッグワードの攻略は関連記事を増やす。
① 答え合わせは、
SEO検索順位ツールで確認
SEOキーワードは、順位測定しましょう。
記事公開してから2〜3ヶ月ほど経過すると、
順位変動がなくなり、測定結果を信用可能。
ちなみに、当サイトdesignatureのおすすめ
SEO順位検索ツールは「Rank Tracker」
順位によって、その後の対応も変わります。
今回は3つの順位パターンで、
結果の意味合いと対応策をお答えします。
(順位測定にはRank Trackerを使用)
- 狙ったキーワード50位圏外
-
狙ったキーワード30位以内
- 狙ったキーワード10位以内
⑴ 狙ったキーワード50位圏外
50位県外の場合、記事内容と狙った
キーワードがずれている可能性が高いです。
解決策は、同じキーワードで新規記事を書き、
301リダイレクトするのがおすすめです。
新規記事を書くときは、「想定読者」と
「検索意図」をもう一度調べてみてから、
記事ボリュームを増やす等の工夫を。
301リダイレクトする方法は、
次の記事を参考にして下さい。
記事準備中
⑵ 狙ったキーワード30位以内
30位以内は、上位表示の可能性あり。
リライトを行うことにより、
効果的に記事の改善ができます。
上手く改善できれば、10位以内を
目指せるので、自身を守りましょう。
しかし、検索ボリュームが1,000以上だと、
記事1本では上位表示は厳しい感じです。
この場合は、ロングテールキーワードの
関連記事の本数を増やしていきながら、
適切な内部リンクをきちんと貼りましょう。
ブログをリライトしSEO上位を狙うコツは、
次の記事を参考にして下さい。
⑶ 狙ったキーワード10位以内
10位以内の記事は、
すでにSEOがgoodな状態です。
あとは残りの上位記事との戦いであって、
次のような自分でコントロールしにくい
領域でちょっとした差がつきます。
- ドメインの強さ
(検索エンジンからの信用度) -
被リンクの数
(外部サイトに貼ってもらったリンク数) - サイテーション
(サイトがネットで話題になること)
※ ドメインの強さは「Moz」というツールで測れます。
まずは、30位以内と同様に、
リライトして様子を見てみましょう。
それでも上がらないようであれば、
SNSを活用して被リンクをもらったり、
サイテーションで評価される施策が必要。
Twitterが施策には役立つと思います。
② SEOキーワードは定期的に
アップデートする。
キーワードは定期的に更新しましょう。
カテゴリによりますが「コンテンツ制作+
リライトが1クール回るくらい」が良いので
3〜4ヶ月に1回ほどでOKです。
- 新しいキーワードの発見
-
検索ニーズ・検索意図の変化
- より効果的なキーワード整理を発見
上記にような減り意図があります。
特に、新しいキーワードを発見できれば、
他のサイトよりも早く上位表示を狙えて、
情報の新鮮度も上がります。
また、キーワード整理はすればするほど
上達するので、定期的にアップデートで
是非クオリティーを高めましょう。
③ ビッグワードの攻略は
関連記事を増やす。
すでにこれは紹介済みです。
ビッグワードで上位表示したいならば、
記事単体ではなく、関連記事をどんどん
投下していきましょう。
最後に、SEOは終わりなき陣取り合戦
最後に、本記事の内容のまとめです。
SEOキーワード選定のステップは、
次の4ステップを踏みましょう。
-
サイトが狙うべきキーワード候補を出す。
-
コンテンツ化するキーワードの絞り込み。
-
キーワードを分類し優先度を決める。
- キーワードを元にコンテンツを制作。
SEOはキーワードの陣取り合戦です。
大切なキーワードを全く意識しないで、
どれだけ質の良い記事を書いたとしても
残念ながらアクセスは簡単に集まりません。
Googleが定期的にアップデートを行ったり、
競合が増えたり、終わりなき戦いですが、
コンテンツ記事をコツコツと積み上げれば、
着実に成果が出る分野だと思います。
是非、今回の記事を読んで参考にしつつ、
実際にどんどん記事を書いてみて下さい。