こんにちは、デザイナー・ブロガーの
ゆっきー(@elcielo_design)です。
今回は、デザイナーを辞めたいと思った時、
取るべき行動をまとめた記事になります。
この記事の目次
デザイナーを辞めたいと思った時には
「デザイナー」と職業名だけを聞けば、
お洒落でカッコいいイメージの職業ですが、
一方でデザイン業界は激務で休めないという
大変なイメージも少なからずあると思います。
実際に、このイメージはイメージだけでなく、
毎日の深夜残業が当たり前で休めないような
働き方が根付いている会社も中にはあります。
皆さん、「デザイナーを辞めたいな」と
思ったことありませんか。
ぼく自身は「デザイナー自体を辞めたい」は、
あまり思ったことは正直言うとないのですが、
「今の環境(職場)を辞めたい」と思うことは
働いている中で何度かありました。
そういったような悩みを抱いた時に、
あればいいなと思った記事を書きました。
内容は、デザイナーを辞めたいと思った時
考えることや取るべき行動の紹介です。
辞めると決めてからの行動をかなり詳しく
まとめているので参考にしてみて下さい。
デザイナーを辞めたいと思った時
考えることやすべき行動まとめ
考えるべきことやすべき行動は次の通り。
- なぜデザイナーを辞めたいのか
理由を明確にする。 -
自分のみの判断で決断するのでなく
他の人の意見も聞く。 - 体力と精神ともに限界ならば休養を優先
-
悩むようならば期限を決め行動
- 辞めたいことを会社側に伝えることで
現実が変わることもある。 -
ポートフォリオのデータの準備もしておく。
- 万が一の時に備え貯金をしておく。
-
転職活動を始めると
悩みがすぐに解決することもある。
① なぜデザイナーを辞めたいのか
理由を明確にする。
まずデザイナーを辞めたいと思った時は、
「なぜデザイナーを辞めたいと思うのか」
理由をしっかり考えてみましょう。
労働環境が過酷で厳しいから辞めたいのか。
人間関係が合わないと思うから辞めたいのか。
やりがいがないと感じたから辞めたいのか。
正直ほとんどの場合は、
働く場所・環境を変えれば解決する問題です。
しかし、現実的にはそんなに甘くはなくて、
新しい場所・環境で働き始めても何かしら
新しい問題が発生してしまいます。
なら結局は、何回転職しても変わらない?と
思うかも知れませんが、よく考え転職すれば、
そのような事態を未然に防ぐことはできます。
同じ失敗を二度と繰り返さないように、
「辞めたい理由」をしっかりと明確にして
転職活動時に似た会社に再就職しないように
今までの経験を活かす必要がありますね。
漠然と「働きたくないから」「嫌だから」
といった理由だけではなくて、
「なぜ働きたいくないのか」「なぜ嫌なのか」
その思考に至るまでの理由を考えましょう。
② 自分のみの判断で決断するのでなく
他の人の意見も聞く。
「デザイナーを辞めたい」
「今の会社を辞めたい」と思ったならば、
自分自身だけで考え抜くことも必要ですが、
時には他人の客観的意見を聞くことも大切。
特に、今働いている会社以外の人から、
客観的な意見を少しでも聞きましょう。
事情をよく知っている同じ会社の人に
相談することももちろん大切なんですが、
超客観的として社外の人の意見も大事です。
狭いコミュニティーの中で生活していると、
自分の中では当たり前と思っていることも、
一歩外に出てみると当たり前じゃないことも
世の中には多くあります。
場所を少し変えるだけで常識も、
非常識に変わることだって普通にありますね。
デザイン業界では、よく言われている
「長時間労働でありながら賃金」という常識も
デザイン以外の異業種の人達からしてみれば、
「そこまで一生懸命仕事して、その給料なの?」
といったように一蹴されてしまいます。
そういった客観的な意見が転職を決意する
決定打になることも実は大いにあり得ます。
③ 体力と精神ともに限界ならば
休養を優先する。
デザイナーは、長時間・深夜労働が当たり前、
なかなか休めない、いつも時間に追われる等
そういった厳しい労働環境が多い世界です。
なので、このようなデザインの現場の環境に
誰しもがずっと耐えられる訳では決してなく、
心身に不調をきたす人も多くいます。
そのような人に対して「気合が足りない」
「根性がない」「精神力が弱い」などと
批判的な意見を言う人もいるでしょう。
しかし、過労死やうつ病が問題視されている
今の時代において根性論は既に廃れています。
(むしろパワハラにもなりますね。)
そのため、そういうことを口にする人は、
気にしなくて大丈夫。
避難を真に受けて、体調を崩してしまうと、
結局全ての幸いは自分に降りかかりますね。
体力・精神ともに悲鳴をあげている現状なら、
悠長なことは言わずに、今直ぐにでも
休養をしっかり取るようにしましょう。
④ 悩むようならば期限を決め行動
「今の仕事を辞めるべきか悩んでいる」
そういった辞めるか否か悩んでいるのなら、
期間を決めて行動することもおすすめです。
例えば「理不尽な労働環境の改善を
会社側に相談しても全然改善が見られない。
3ヶ月経っても全く変わらないようであれば、
違う会社への転職も本格的に考えてみよう。」
または「勤続5年も働いているというのに全く
給料が上がらない。あと1年くらい働いても
給料が変わらないなら転職を考えてみよう。」
こういった2例のように、
自分なりの不満に対してある程度期限を設け、
改善されないのなら転職するという方法です。
もちろん、改善されるように自分自身が
会社側に働きかけて努力するのが前提であり、
それでも変化ないならば会社に見切りをつけ
転職を考えていきましょう。
期限を決めることで、期日から逆算しながら
これからの計画を立てることが可能なので、
行動もし易くなるはずです。
⑤ 辞めたいことを会社側に伝えることで
現実が変わることもある。
「辞めたい」という意思を会社に伝えると
現状の環境が変わることもあります。
勤務時間の改善、昇給、パワハラ等の
今まで悩んでいたことが嘘みたいに、
すんなり働き易い環境・職場になることも。
人間関係や社会の考え方等の多くの人が関わる
事項の改善については、長年の蓄積があるため
簡単に改善することは難しい場合もありますが、
「辞める」を告げることを切り札として使って
労働条件の交渉をしても良いかもしれませんね。
しかし、「辞める」こと自体をすんなりと
受諾してくれるような会社も実際には多く
本当に会社を辞める前提で相談をしなければ、
大変なことになるのでそこは注意して下さい。
会社を辞める手段「退職代行サービス」
⑥ ポートフォリオの
データの準備もしておく。
今の仕事を辞めようと思った時に、
準備しておきたいのがポートフォリオ。
「ポートフォリオは会社を退職後に作っても
大丈夫じゃない?」と思うかもしれませんが、
実は会社を辞める前からある程度は
準備しておかないと後悔をしてしまいます。
まず、今まで会社でしたデザインの仕事には
個人のポートフォリオ内で扱って良い案件と
悪い案件が存在します。
なので、会社にそこの事前確認が必要であり、
もし確認しておかないと、後々発覚した時に
データの流出等で大問題になりかねません。
入社時や退職時に、会社によっては契約書を
書かされる場合もあるので、会社のデータの
扱いはかなり慎重にならないといけませんね。
ポートフォリオとして扱える案件が少ない場合、
個人のデザイン制作も同時に行う方が良いので
転職を決意したらば、できるだけ早い段階から
準備を進めておきましょう。
ポートフォリオやWebサイト作り方
⑦ 万が一の時に備え貯金をしておく。
仕事を辞めると言うことは、
つまり収入が途絶えることを意味します。
そこで無収入でもある程度生活できるように
貯金は辞める前に必ずしておきましょう。
自己都合退職の場合、
失業保険をもらえるのが3〜4ヶ月先のため、
最低でも3〜4ヶ月分の生活費は備蓄してから
退職できれば、とりあえず安心だと思います。
もちろん、貯金がなくても退職はできます。
(ぼく自身もアパレル店員を辞める時は、
貯金がほとんどない状態での決断でした。)
その場合は、仕事を辞めたら休む間も無く
次の仕事を探さないと行けないので大変。
でも、貯金がないので致し方ないですね。
貯金があることで、焦って新しい仕事先を
探さなくて良いという余裕が生まれるため、
じっくりよく考えながら転職活動が行えて、
フットワークが軽く動くことができます。
貯金があった方が転職活動期間が有利なのは
確かなことなので、日頃から貯蓄に関しては
考えておくと良いでしょう。
⑧ 転職活動を始めると
悩みがすぐに解決することもある。
「今の会社を辞めようかな」と悩んでるなら、
思い切って転職活動を始めるのもおすすめ。
思い悩んでいたのが嘘みたいに思えるくらい
スムーズに転職できることもありますよ。
求人サイトを眺めて、自分の希望に合った
企業を見繕うだけでも意外に楽しいですし、
見ている内に転職に対する意欲も次第に
高まってくることもあるかもしれませんね。
また、転職エージェントに
具体的な転職の相談に行くのも良いです。
転職活動は、普通は自分1人で行うものだと
思っている人も中にはいるかもしれませんが、
転職エージェントを上手く利用していけば
転職専門であるコンサルタントに転職活動を
全面的にサポートしてもらうことができます。
エージェントによって内容は変わりますが、
以下のような手厚いサポートがあります。
- 転職先の仲介
-
履歴書記入のサポート
- ポートフォリオの作り方の指導
-
面接対策・面接同行
- 転職成功後の入社日の調整
これだけの高待遇で転職活動ができるのに、
こちら側の金銭的な負担は一切なくて
無料でサービスが受けれるのは嬉しいですね。
デザイナーの転職・キャリアアップの記事
異業種を目指すならこちらの記事
最後に
以上がデザイナーを辞めたいと思った時に、
考えること・取るべき行動をまとめでした。
「辞めたい」という現実を解消するには、
「行動してみる」という心持ちが大切です。
何も今すぐに辞めたいなら転職活動を
始めるべきだという訳ではありません。
まず辞めたい理由をしっかり考えてみて、
それから他の人の話の意見も聞きつつ
自分のペースで徐々に行動しましょう。
今回の記事は以上です。
デザイナーの転職やキャリアアップの
何かの役にこの記事が役に立てば幸いです。