こんにちは、デザイナー・ブロガーの
ゆっきー(@elcielo_design)です。
今回は、IllustratorとPhotoshopの
特徴と違いをそれぞれ比較していました。
IllustratorとPhotoshopの違い
デザインやイラストを制作するには
なくてはならない存在である
IllustratorとPhotoshopの2つのソフト。
しかし、両方に似た機能があるために、
特に初心者の人などにとってはなかなか
どういう違いがあるのか分かり難いです。
そこで、実は似ているように見えて、
違う特徴や機能があるこの2つのソフトを
具体的に説明しようと思います。
以下に当てはまる方は、今から紹介する
IllustratorとPhotoshopの違い・特徴を
しっかり読んでみて是非理解しましょう。
- IllustratorとPhotoshopの違いが
まだ、イマイチ分からない。 -
これからIllustratorとPhotoshopの
購入を考えているから特徴を知りたい。 - 簡単なイラスト、写真を使ったポスターの
制作はどっちのソフトを使えばいいか迷う。
なお、まだIllustrator・Photoshopを
購入してない方はこの記事をチェック。
Adobe CCを安く購入することができます。
IllustratorとPhotoshopの主な特徴
「IllustratorとPhotoshopの特徴」
-
Illustrator
アイコンやロゴ、レイアウト、
簡単なイラストなどに優れる。 - Photoshop
写真加工・合成、本格的なイラスト、
グラフィックスなどに優れる。
主に、Illustratorは印刷物の制作、
PhotoshopはWebデザインの制作で
使われることが多いイメージです。
IllustratorとPhotoshopの
制作物での使い分け
「制作物でのそれぞれの適正」
Illustrator | Photoshop |
|
ポスター、チラシ、ビラ制作 | ◯ | ◯ |
アイコン、ロゴ | ◎ | △ |
図表、グラフ、インフォグラフィックス | ◯ | △ |
写真加工・合成・編集 | × | ◎ |
ペンタブでのイラスト・絵画 | △ | ◎ |
アート画 | × | ◎ |
グラフィカルなもの | △ | ◎ |
デザイン案 (デザインカンプ) | ◎ | ◯ |
IllustratorとPhotoshopの具体的な
特徴・機能は以下で紹介しています。
IllustratorとPhotoshopの
特徴・機能の比較一覧
「IllustratorとPhotoshop特徴・機能の比較」
Adobe Illustrator | Adobe Photoshop | |
読み方 | アドビ イラストレーター | アドビ フォトショップ |
略称 | イラレ | フォトショ |
開発元 | アドビシステムズ | アドビシステムズ |
リリース年 | 1987年 | 1990年 |
プログラミング 言語 |
C++ | C++、Pascal |
対応OS | macOS・Windows | macOS・Windows |
種別 | ドローソフト | 画像編集ソフトウェア |
拡張子 | .ai | .psd |
取り扱う 形式 (画像) |
ベクター/ベクトル画像 (拡大縮小・変形等で 荒くならないデータ画像) |
ビットマップ/ラスター画像 (無数の点の集まりでできた データ画像) |
読み込み速度 | 早い | 普通 |
主なツール (機能) |
・ペンツール ・楕円形、曲線ツール ・パスファインダーツール ・レイヤー |
・ペンツール ・ブラシツール ・歪みツール ・ レイヤー効果 |
できること (得意分野) |
・アイコンやロゴ (マーク) 、 パッケージのデザイン ・図表やグラフの作成 ・紙面デザイン (レイアウト) ・キャラクターの制作 ・パターン (連続柄) の作成 ・簡単なイラストの作成 (曲線ツールの組み合わせ) |
・写真の切り抜き・合成 ・写真や画像の加工・編集 (フィルター/レイヤー合成加工) ・色や明るさの詳細な調整 ・バナーの作成 ・Webサイトのデザイン ・本格的なイラストや絵画 (ブラシを利用した描画) |
単体価格 (税別) |
・単体プラン ¥2,480/月 ・コンプリートプラン ¥5,680/月 ・学生・教員向け ¥1,980/月 (65% off) |
|
最安値 | ・フォトプラン ¥980/月 | ・単体プラン ¥2,480/月 |
Illustratorは、写真素材を使わずに
「0から1」を作り出すイメージで、
Photoshopは、写真素材等を使って
「1から2や3」を作り出すイメージですね。
購入プラン比較表
Photoshopを購入の流れ
IllustratorとPhotoshopの
スキルを活かせる職業
「職業の種類で比較」
Illustratorのスキルが活かせる職業 | Photoshopのスキルが活かせる職業 |
・Webデザイナー ・グラフィックデザイナー ・DTPデザイナー ・ロゴデザイナー ・キャラクターデザイナー
|
・Webデザイナー ・グラフィックデザイナー ・イラストレーター ・フォトレタッチュー ・フォトグラファー ・CGデザイナー ・映像・ゲームデザイナー |
Illustratorは印刷関連や紙媒体等、
PhotoshopはWebサイトや写真等の
デザインを仕事とするような職業で
スキルを主に活かすことができます。
特に、Web・グラフィックデザイナーは
どちらか一方のスキルだけという訳でなく、
どちらのスキルも必要な職業になります。
また、絵を描くならIllustratorという
イメージがソフト名からありますが、
プロのイラストレーターはペンタブを使い
Photoshopでイラストを描く人が多いです。
もちろん、図形を使ったイラストや絵は
Illustratorの方が描きやすいですが、
繊細なイラストやアートスティクな作品は
表現幅が広いPhotoshopが相応しいですね。
デザイナーの種類については、
こちらの記事を参考にして下さい。
IllustratorとPhotoshopの
特徴を知って使い分けしよう。
これまで違いを話してきたように、
IllustratorとPhotoshopでは
それぞれに優れた機能が違ってきます。
なので、2つのソフトの特徴を理解し
制作するものによって使い分けるのが
一番効率が良く、質も上がると思います。
あなたが何を制作するかによって
IllustratorとPhotoshopを
使い分けて作業していきましょう。
実際にはIllustratorとPhotoshop
両方組み合わせ利用することも多い。
実際には両ソフト (+さらに他のソフト) を
組み合わせてデザイン制作していくことも
かなり多いのではないかと思います。
ロゴやレイアウト制作はIllustratorで行い、
配置する写真などはPhotoshopで加工する
そのようなイメージですね。
どちらも同じAdobeの製品のため、
とても連携はやりやすくなっています。
最後に
IllustratorとPhotoshopの
特徴・機能・価格などは理解できました?
デザイン・クリエイティブの業界で
Adobe Illustrator・Photoshopは、
世界の標準的なデザインツールとして
どこでも使われているものになります。
是非、この機会に違いをしっかり理解して、
知識とスキルを身につけていって下さいね。
以上が今回の内容です。
少しでも参考になれば嬉しいです。
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