こんにちは、デザイナー・ブロガーの
ゆっきー(@elcielo_design)です。
今回は、学校 (スクール) でなく独学で、
デザインを勉強するための方法・手順と
メリット・デメリットの記事になります。
独学でデザインを学ぶ。
デザインを学び始めたいんだけれども、
デザイン系の大学や専門学校に通うのも
年齢的にも経済的にも難しい状態であって、
民間スクールも少しハードルが高いかも。
そんな人に向けてこの記事を書きました。
結論から言うと、デザインの独学は可能。
グラフィックデザインやWebデザインは
特に関連書籍等も豊富なため学びやすいです。
しかし、何も分からないまま独学を始めると、
デザイナーになための道のりを無駄に
遠回りしてしまう可能性が大いにあります。
そこでこの記事では、独学でデザインを
学ぶ方法・特徴等について書いています。
この方法をおすすめできるのは、
主に次のような人になります。
- 非デザイン系大学生・専門学校生
-
社会人・主婦
すでに他の分野を学ぶ学校に通ったり
仕事や主婦業等、他のことと並行して、
デザインを学んでいきたい人の中でも、
特に自分のペースで学んでいきたい人や
経済的に民間スクールが難しい人に最適。
独学以外の学び方はこちら。
因みに、デザインを仕事にするには、
次の2つのことを学ぶ必要があります。
- デザインのセオリーと知識・技術
-
デザインを形にする道具・ツールの使い方
どちらが欠けていてもデザイナーとして
活躍するのは難くなりますね。
また、独学の場合は自分で学ぶ内容や
スケジュールをコントロールする必要有り。
なので、もし可能であれば民間スクールと
併用することでペースが掴みやすいでしょう。
そして、デザインを独学で学ぶ場合にも、
「デザインを形にす道具・ツール」は
手に入れないと練習ができません。
具体的には、グラフィックデザインや
WebデザインであればAdobe CC等です。
例えば、以下の記事にあるように、
オンライン講座のセットで手に入れると
お買い得になる場合も中にはありますね。
デザイン系の民間スクールについては、
以下の記事でも詳しく書いているので参考に。
それでは、具体的に独学で学ぶ方法や手順、
メリット・デメリットをみていきましょう。
① 独学でデザインを学ぶ方法と手順
前述した通り、独学でデザインを学ぶには
次の2つを並行して学ぶ必要があります。
- デザインのセオリーと知識・技術
-
デザインを形にする道具・ツールの使い方
この記事では、デザインを独学するための
おすすめの方法・手順を記述していますが、
場合に応じ臨機応変に学んでいきましょう。
「独学においての8つのステップ」
- デザインの仕事について理解する。
-
デザインのセオリー・基礎を理解する。
- デザインツールを入手する。
-
デザインツールの使い方の基礎を学ぶ。
- 簡単なデザインを完成させてみる。
-
デザインの要素を深く学ぶ。
- 自分のツール・グッズをデザインして
完成させる。 -
デザインの実践を始める・繰り返す。
デザインの仕事について理解する。
まずは、デザインを学び始める前に、
デザイナーの仕事について知りましょう。
デザインの全体像や考え方を掴んでおくと、
具体的な学習をする際に理解が深まります。
自分が目指すデザイナー像はどんなものか、
これからの時代に活躍できるデザイナーに
必要な考え方は?等を理解しておくことで、
何を学習していけば良いか分かってきます。
デザイナーの仕事については下の記事を。
デザインの意味を解説した上で、
デザイナーの仕事について書いています。
また、一口にデザイナー職といっても、
デザインするもの・サービスによって
非常に多くの職種が存在しているので
下記事で大まかに種類を理解しましょう。
それと独立を始めるスタートとして、
デザイナーの仕事等を易しく理解できる
入門書を紹介しているこの記事も参考に。
デザインの
セオリー・基礎を理解する。
次にデザインのセオリーと基礎等を
しっかり学んで理解していきましょう。
名刺・DMのような小さなものから
パッケージのような複雑なものまで、
全てのデザインに共通してくる基本です。
以下の記事におすすめの本・書籍を
まとめているので手に取ってみて下さい。
また、デザインのプロセス・ワークフローを
知るには以下の記事で紹介している書籍が
理解しやすいと思うので参考にして下さい。
因みに、もし最終的にWebデザイナーを
目指していているとしても基本としては、
グラフィックデザインから学ぶと良いです。
なぜなら、レイアウトの基本や配色、
タイポグラフィ (文字の扱い) 等は、
グラフィックデザインという分野の
基本の部分から学んでいけるからです。
なので、どんなデザインをするにしても、
是非身につけておきたいスキルですね。
デザインツールを入手する。
ある程度デザインの考え方と基本に触れたら
具体的に手を動かし始めていきましょう。
そのためには、デザインを形にするための
道具(ツール)を手に入れなければなりません。
最低でも次の2つが必要です。
- パソコン (MacまたはWindows)
-
デザインツール・ソフト
(Adobe Illustrator/Photoshop等)
パソコンを選ぶ基準は下の記事を参考に。
また、デザインツールをお買い得に
買う方法は以下の記事で紹介しています。
デザインツールを手に入れることは、
カメラマンがカメラを持っていたり、
美容師さんがハサミを持っているのと同じ。
プロのデザイナーは使用する標準道具なので、
このお金はデザインの仕事で稼ぐと割り切り
しっかりと投資をしていきましょう。
その他、デザイナーにこれからなるならば、
順次揃えたい持っておくべきツール・道具は
以下の記事に一通りまとめてあります。
まずは、把握だけでもしておいて、
必要に応じて準備をしていきましょう。
デザインツールの
使い方の基礎を学ぶ。
デザインツールは非常に高機能なので、
全ての機能を覚えるのは難しいです。
まずは、作りながら覚える実践的な本を
1〜2冊購入しデザインをしてみましょう。
(始めはよく使う機能を覚えれば十分です。)
その後は、やりたいことから機能を
逆引きできるレファレンスブックを用いて
必要に応じて調べるようにしましょう。
デザインツール関連でおすすめの書籍
簡単なデザインを完成させてみる。
デザインツールを手に入れたらならば、
とにかく少しずつでも実践を始めましょう。
良いデザインを真似て作るのがおすすめ。
まずは、名刺やショップカード、DM等の
小さいものから制作を始めていきましょう。
(名刺を自分の名前で作るのも良いですね。)
因みに、様々な良いデザインを見ること
真似ることは上達の近道になります。
参考までに、素敵な名刺のデザインを
多数見ることができる書籍・本を
まとめた記事も紹介しておきますね。
名刺は小さな面積の中にもレイアウトや
文字組、配色の知識が散りばめられていて、
デザインの始めの練習にはもってこいです。
是非、良いと感じたデザインを真似て見て
下手でもいいので沢山作品を作りましょう。
また、良いデザイン・イラスト (アート) は、
これらのサイトを活用すると沢山見れます。
デザインの要素を深く学ぶ。
デザインが少しずつ分かってきたら、
デザインの個別の要素についても
ゆっくりと学び始めていきましょう。
例えば、レイアウト、文字 (タイポグラフィ)
色 (色彩・配色)、写真・画像加工等です。
合わせて、プロのデザイン過程 (プロセス)
印刷、DTPの知識、Web (UI・UX) の知識等、
仕事をスムーズに進めるための知識・技術も
意識して吸収をしていくようにしましょう。
とはいえ、膨大な量になるので、
慌てずに少しずつ自分の実践に合わせて、
必要な項目を補足していくと良いですね、
これらを学ぶための関連書籍・本は、
当サイトの下記事に随時紹介しています。
(必要に応じて更新していくので参考に。)
自分のツール・グッズを
デザインして完成させる。
独学で学んでいき、ある程度デザインを
形にできるようになったと感じたならば、
次は自分のオリジナルツールやグッズ等を
試しに一からデザインし作ってみましょう。
そして、印刷発注まで一通りしてみましょう。
自分のものなら、もし失敗しても大丈夫。
実践は大切なので臆せずに頑張りましょう。
印刷物ならインターネットで注文できる
印刷通販サービスを使ってみましょう。
テンプレートも豊富で、気軽にできます。
ぼくがよく利用しており、品質が高くて
安心サービスも下記事で紹介しているので、
印刷する際には参考にしてみて下さいね。
デザインの実践を始める・繰り返す。
ここまで来ると、あとは実践あるのみ。
自分の所属する会社・学校 (サークル)、
友人や知人のお店・バンド・結婚式等、
身近なところからデザインできるものを
探し率先して、制作を行ってみましょう。
まず、実績だけもらいボランティアでもOK。
必要に応じて学びを繰り返しながら、
プロのデザイナーを目指しましょう。
当サイトの記事も無料で読めるので、
どんどん活用してみて下さい。
またデザイン業界に就職・転職したり、
独立してフリーランスになるにしても、
制作実績 (ポーフォリオ) は早めに
作り始めるに越したことはありません。
独立するデザイナー向けの記事ですが、
この記事にはザックリと目を通して
学習具合に合わせ実行してみて下さい。
独学は難しいことだとは思いますが、
始めから戦略的に進めていくことによって、
活躍できるデザイナーにきっと近づくはず。
② 独学でデザインを学ぶ
メリットとデメリット
これまでこの記事内で、デザインの
独学についてのことを書いてきました。
結論としては、デザインを独学で
学ぶことは誰も可能になってきます。
ただし、デザインの独学にももちろん
メリットやデメリットは存在しています。
最適な方法・手順等でできる限り早く
デザイナーになって活躍するためにも、
メリットやデメリットを理解しましょう。
そして、必要に応じ他の方法も取り入れ、
回り道を極力少なくしていきましょう。
デザインを独学するメリット
「主なメリット3つ」
- 自分のペースで学習できる。
-
大きな費用がかかりにくい。
- 能動的に学習できる。
⑴ 自分のペースで学習できる。
時間と場所にとらわれず自分のペースで
デザインを学ぶことができます。
仕事や家事の状況に合わせながら、
スケジュールを組み替えることが可能。
必要なデザイン書籍やデザインツールも
順次、自分の経済的状況を考慮しつつ、
買い揃えていくことができるでしょう。
自分でスケジュールを立て覚悟を持って
学習できる人にとっては大きなメリット。
⑵ 大きな費用がかかりにくい。
デザインツールは必要になりますが、
書籍・本やインターネットを中心に学べば、
コストをかなり安く抑えることができます。
民間のデザインスクール等で学ぶよりは、
トータルのコストは安くなる可能性が高め。
きちんと必要なことを取捨選択して、
デザインを学ぶことができるのならば、
経済的にはとても優しいことでしょう。
⑶ 能動的に学習できる。
意志が強い人であれば必死に学ぶことで
周りに流されずに、意欲的に学べます。
学校等のようにカリキュラムにとらわれず、
どんどん学習していくことも可能ですね。
メリットを活かして、意志だけは貫いて
デザインの勉強をしていきたいところです。
デザインを独学するデメリット
「主なデメリット3つ」
- 仲間や聞く人がいない。
-
意志が弱いと続かない。
- 回り道になることがある。
⑴ 仲間や聞く人がいない。
誰にも確認できないことで、
正解が分からなくなる可能性が高い。
また、気晴らしできる共通の目標を持つ
仲間がいないのが辛い時もあります。
自分の作ったものが「良いデザインなのか」
「どう改善したらより良くなるのか」等、
自分だけで判断するのは非常に難しいです。
周りに聞く人がいない場合は、デザインを
極めるには時間がかかるかもしれません。
⑵ 意志が弱いと続かない。
意志が弱いと学習が進みません。
結局時間だけが過ぎ、時間と費用を
無駄にする可能性が考えられます。
自分が全てコントロールして
デザインの学習をしないといけないため、
意志が弱い場合はデザイナーまでの道は
長く険しいものにきっとなるでしょう。
覚悟を決めて、デザインスクール等に
投資をするのも1つの手ではあります。
また、もし意識を高めたいならば、
下の記事も参考にしてみて下さい。
⑶ 回り道になることがある。
自分の感覚だけで勉強するので、
当面不要なことに力を注いでしまう
可能性は大いあることだと思います。
目指すデザイナーになるためには、
必要な情報をしっかりと選択しながら、
デザインを学ぶことが大切になります。
時間だけは、2度と取り戻せないので、
あまりに学習が進まない感覚があるなら
早めに手を打たないといけませんね。
デザインスの独学は誰でも可能。
ただし、効率化も大切になる。
このページでは、独学で学ぶ方法・手順と
メリット・デメリットを書きました。
独学で学ぶ場合も、スクールで学ぶ場合も
それぞれメリットデメリットがあります。
自分にとってどの学び方が最適であるのか
よく考えてデザインを学んでいきましょう。
とはいえ、考えてばかりでは前進しないので、
迷っているような暇や時間があるのならば、
とりあえず本1冊購入し勉強を始めて下さい。
また、必要に応じて他のデザインの学び方も
少しは検討すると良いかもしれませんね。
ただし、やはりよく考えられ作られている
カリキュラムを使い効率化することも大切。
この記事も参考にしてみて下さいね。
また、これからニーズがあるWebデザインと
プログラミングを同時に学ぶ手もあります。
理由については以下の記事に。
因みに、独学とスクール
それぞれのメリットデメリットを補う形で、
両方を並行して使う方法も推奨しています。
なお、独学の場合も民間スクールの
カリキュラムを参考に勉強を進めることで、
より効果的なデザイン学習が期待できます。
まずは、情報収集も兼ねて資料だけでも、
集めて見てみると良いかと思います。
資料の請求は無料でできることなので、
臆せずに早速行動に移してみましょう。
行動することで、どんどんイメージが湧き
これからのことが明確になると思います。
なお、デザインの勉強方法関連の記事は、
以下にまとめています。